桜の話題「桜樹の老木化で世代交代」と「ウソの被害」
ゴールデンウィークが始まり行楽地は多くの人で賑わう。
4月も終わり。
花だよりを見ると、県内のほとんどの桜は「散りはじめ」や
「終わり」と書かれており桜も見納め。
桜の話題「桜樹の老木化で世代交代」と「ウソの被害で花まばら」との記事が新聞に。
・桜樹の老木化で世代交代
上越市高田公園で開催された「高田城百万人観桜会」が4月21日終了、期間中の来場者は過去最高の127万300人だった。
上越市高田公園は、廃藩置県で廃城となった高田城址に明治以降、陸軍第13師団の駐屯地司令部として使用するために大規模な土塁の撤去、堀の埋め立てが行われ、旧城地の東半分は旧状をとどめていない。
本丸を含めた西半分には堀、土塁の一部が残されており、現在は公園として整備されている。
高田公園とその周辺にある約4000本の桜は、陸軍第13師団の高田城入りを記念し、1909年に在郷軍人会が2200本を植えたのが始まり。
当時の木が現在何本残っているかは不明だが、存命の木があればことしで104歳余りの長寿となる計算だ。
上越市都市整備課は2010年度に、治療や植え替えを柱とする「高田公園桜長寿化計画」を策定、実行に移すため、園内の1702本を対象に木の傷み具合を確認する調査を実施した。
1702本の調査結果を5段階でみると
・評価5「外科的手術をしても樹勢回復効果が認められない」:2割近い338本
・評価4「幹や枝にひどい腐れがあり、延命を目的とした手当が必要」:1割の182本
・評価1「樹勢、樹形とも良好」から「腐れなどが一部にあるものの、急ぎの対象は必要なし」とされた評価3までが全体の7割近い:1182本
同課では、「桜切るばか」という言葉があるように、桜の手入れは枝などの伐採を極力避けてきたが、桜樹の老木化で伐採による更新の考えなければならない時期に来ていると。
5段階評価で伐採対象となる評価5の338本のうち、108本は数年以内か早期に伐採が必要と診断された。
市では実施計画を2013年度中にまとめ、2014年度から本格的に取り組む予定。
・上越市山間部の桜の名所がウソの被害で花がまばら
ウソはスズメより少し大きい体長15センチほどの野鳥。
繁殖期は山地の針葉樹林に生息し、非繁殖期には低地の林にも生息する。
非繁殖期は小規模の群れを形成する。
木の実や芽、昆虫などを食べ、時にはサクラ、ウメなどの花やつぼみもエサとする習性がある。
今年は上越市山間部で桜の名所がウソの被害を受け、壊滅的な打撃となった。
被害を受けた場所は、 安塚区のリバーサイドロード、浦川原区の長走桜づつみ公園とふるさと公園・中郷区の松ゲ峰遊園など。
・番外:上堰潟の菜の花は8割の咲かず
菜の花が見ごろの季節を迎えた。
新潟市北区の福島潟や新津市秋葉地区の国道403号線のフラワーロードの菜の花は今が見ごろだ。
新潟市西蒲区の上堰潟公園は、26ヘクタールの広大な敷地に上堰潟を囲むように一周2キロの遊歩道が整備されている。
春は、満開の桜並木と色鮮やかな菜の花のコントラストが公園の売り物で多くの人が花見に訪れる。
ことしも敷地の2.3ヘクタールに種をまいた。
しかし、菜の花が開花したのは約2割で8割は花が咲かなかった。
上堰潟公園で菜の花を育て始めたのは、旧巻町時代の2008年から。
毎年11月に種をまき、5月頃に花を刈り取っている。
公園を管理する西蒲区役所では、生育不良の原因ははっきりしていないが「毎年植え替えているため、土壌の養分が減ったのが原因ではないか」と。
花畑の復活をめざし、2013年度はこれまでと成分の異なる肥料を敷き込む方針だ。
美しい花を見て楽しむ私たち。
美しい花が見れるのは、多くの裏方さんたちの日々努力の積み重ねがあることを知った。
裏方さんの (イラストを模写)