戦国武将上杉謙信ゆかりの山城散策で母の里を歩く

kanazu362013-05-03

過疎が進み限界集落に指定されている母の里上越市宇津尾
集落。
4月29日上越市の市民団体「久比岐野観光ガイドの会」が、
「春の山城散策会」で宇津尾集落にある戦国武将上杉謙信
ゆかりの城跡「宇津尾砦」と「トヤ峰砦」を歩くツアーが開催されると知り夫婦で参加した。
・母の里上越市宇津尾は限界集落
 上越市の下正善寺集落から宇津尾集落に続く山道のY字路の右側に標柱が立ち、右トヤ峰砦(1.7キロ:30分)・宇津尾砦(2.7キロ:45分)と書かれている。
 戦国時代、宇津尾集落の西方裏山に宇津尾砦(山城・標高280m)があり地元民は
 頂上近くを通る古道を「謙信公の軍道」と呼んでいた。
 母のふるさとである上越市高田の宇津尾集落を12年ぶりに訪れた。
 山奥の宇津尾集落もいまでは限界集落だ。
 2006年の統計によれば、懐かしい母の里宇津尾集落は5世帯8人と記載されている。
 60年前の小学生時代、毎年夏休みになると母の里で過ごした。
 かつて集落には18世帯が暮らしており子どもも多くいた。
 集落で暮らしていた母の兄夫婦も高齢を理由に2007年10月集落を離れ町に出た。
 久しぶりに訪ねた母の生家は、今は空き家で住む人はいな。
 子どものころ遊んだ懐かしい集落を歩いた。
 あちこちに空き家が点在するが人影はない。
 偶然に町から山菜取りに来ていた集落出身で仕事仲間だった友人に出会った。
 聴けば今では集落で暮らす人は1世帯2人のみだという。
・戦国武将上杉謙信ゆかりの城址を歩く
 「宇津尾砦」と「トヤ峰砦」を歩くツアーには23名が参加者した。
 集合場所の正善寺工房に「謙信浪漫いにしえのとりでをたずねて」の看板がある。
 看板には、現在地から「宇津尾砦」2.7キロ・「トヤ峰砦」2.0キロと書かれている。
・宇津尾砦
 正善寺工房から約1時間で宇津尾砦に到着した。
 山頂に「宇津尾砦跡」と書かれた石碑が建つ。(平成14年11月施工)
 標高280m、薬師山頂上を砦の主郭とする山城で山頂に祠があり薬師如来が祀られている。
 200m離れた主郭東側に5m四方の平坦地にのろし台跡がある。
 のろし台跡は「謙信公ののろし台」と伝えられる。
・トヤ峰砦
 宇津尾砦跡から砦の名水「横清水」経由でトヤ峰砦に約30分で到着した。
 山頂に「トヤ峰砦跡」と書かれた石碑が建つ。(平成14年11月施工)
 標高210m、春日山城南面の重要な砦として築かれた。
 主郭や空堀、土塁などが今に残る。
 見張り番所として街道の警備や連絡の機能を果たした。
戦国武将上杉謙信ゆかりの城跡「宇津尾砦」と「トヤ峰砦」を歩くツアーは約2時間30分で終了した。
縁がありゴールデンウィークに、山城散策で懐かしい母の里を歩くことができたことに幸せを感じた。
母の里は (イラストを模写)