坂井輪中学校区に見る海抜ステッカーと冠水水位標

kanazu362013-05-23

2011年3月11日の東日本大震災で発生した津波被害の教訓
を受け津波に備えるため、運転手や歩行者の避難に役立てて
もらおうと公共施設や国道にある標識柱などに「海抜ステッカー」
や「海抜表示シート」を設置された。
坂井輪中学校区に設置された「海抜ステッカー」と「冠水水位標」などを5月21日見てきた。
新潟市新潟県警察などが設置した「海抜ステッカー」
 ・公共施設
  ・坂井輪中学校:2.5m ・坂井輪小学校:−0.4m ・新通小学校:−0.2m 
  ・坂井輪保育園:−0.5m ・西地区事務所:−0.4m
  ・西区役所分館:4.7m 
  ・新潟西警察署:1m ・寺尾交番:0.6m
  ・JR寺尾駅改札口付近:15.4m
国土交通省新潟国道事務所が設置した「海抜表示シート」
 ・亀貝橋:2m ・坂井東2丁目:−1m ・寺尾上3丁目:0.6m
 ・新潟西バイパス亀貝インターの登り口:0m ・新潟西バイパス亀貝インター:5m
・冠水水位標
 平成10年8月4日の水害で冠水した地点に地面からの冠水の高さを占めす「水位標」が立てられている。
 ・坂井東2丁目:0.54m(大堀幹線) ・坂井西2丁目:0.73m(亀貝通り)
・番外:地域の取り組み
 新潟県は平成24年6月、東日本大震災を受け日本海沿岸で6つの地震が発生した際、「津波の第一波が5分以内に新潟市西区の海岸に到着し新川をさかのぼり、10分〜20分以内に内陸部低地で浸水が始まる」という津波想定を発表した。
 この発表を受け、内野コミュニティ協議会では、当コミュニティ管内の多くの住民が新川を挟む低地で暮らしている現状と、自分の家が海抜何メートルかを知ることが、防災意識の向上と災害対応の第一歩になるとし、海抜表示板(縦30センチ:横40センチ)を独自に作成した。
 管内14自治会がそれぞれ3〜5カ所の掲示場所を選び、海抜表示板計61枚を取り付けた。
管内を歩き自分の住んでいる地域が海抜0mであることを知った。
また、災害時の指定避難場所が、坂井東小学校と坂井輪中学校であることも知った。
この付近の海抜は (イラストを模写)