地産地消推進店と食品衛生星印と 緑提灯
農林水産省は８月１１日、２００８年度の食料自給率
（カロリー基準）が前年度比１ポイント上昇の４１％となり、
２年連続で改善したと発表した。
食料自給率は１９９８年度以降４０％で変わらなかったが、
２００６年度に３９％に落ち込み、２００７年度に４０％に回復していた。
２００８年度の４１％は１９９７年度の水準まで回復したことになる。
地産地消が叫ばれている。
新潟市では、「地産地消推進の店」に認定した店をホームパージで紹介している。
新潟市食品衛生協会などでは「食の安心・安全・五つ星」事業を始めた。
地産地消推進店や食品衛生星印や緑提灯の掲げられている店があると知り店めぐりを
した。
・新潟市地産地消推進の店めぐり（８月１４日）
８月１３日の新聞に新潟市は、農産物など地場産を使ったメニューを積極的に提供
している飲食店の１５９店舗を「新潟市地産地消推進の店」に認定した。
新潟市ではほかに、市民のみなさんに新鮮で安心・安全な市内産農産物等を購入する
機会を増やしてもらうことで、地場産の良さを知ってもらい、地産地消の輪を広げるため、
地産地消を積極的に推進する小売店等を「地産地消推進の店」に認定し、広く紹介して
いる。
地産地消推進の店は「飲食店」と「小売店など」があり、認定されると「新潟市地産地消
推進の店」ののぼり旗やステッカーの貸与や販促資材の提供がある。
・飲食店
新潟市内で取れた農産物を積極的に取り入れ、メニューに表示してあることや、黒埼
茶豆や十全ナスなど地元の名産を使った料理を提供して飲食店。
平成２１年８月６日現在で１５９店が認定されている。
区別に見ると、北区１３・東区１２・中央区８０・江南区５・秋葉区４・南区１３・西区１９
・西蒲区１３。
認定されている近くの飲食店を訪れた。
認定されたとんかつやの入口ドアーに「新潟市地産地消推進の店」のステッカーが
貼られている。
・小売店など
新潟市内に店舗がある農産物直売所、スーパーマーケット、八百屋、魚屋等の小売店
で、市内産農水畜産物等を積極的に販売・ＰＲし、地産地消の推進に協力していただ
けるお店で、市が定める一定の基準を満たす店。
平成２１年７月末現在で６５店が認定されている。。
区別に見ると、北区７・東区１１・中央区１４・江南区４・秋葉区４・南区７・西区１２・
西蒲区６。
認定されている近くの小売店を回った。
認定されたスーパーの野菜売り場の１画が、新潟市産曽野木フレッシュ組合直売所の
コーナーとなっており「新潟市地産地消推進の店」ののぼり旗が天井から吊るされて
いた。
近くのＪＡ新潟みらいお母ちゃんの直売所坂井輪店も認定され壁にのぼり旗が貼られて
いる。
・「食の安心・安全・五つ星」店めぐり（７月２９日）
新潟市食品衛生協会と新潟市食品衛生指導員協議会が、飲食店の食品衛生管理状況を
星印で格付けした「食の安心・安全・五つ星」事業を始めた。
五つの星印は「検便検査実施店」「新潟市食品衛生協会会員」「食品衛生管理記録
実施店」「ねずみ・衛生害虫の駆除対策実施店」「食品衛生講習会受講店」。
主催者では万代シレテイの飲食店７７店舗がすべて五つ星になったと「食の安心・安全・
五つ星店」プレートを全店に配布した。
万代シレテイの飲食店街を歩き五つ星店を探した。
「食の安心・安全・五つ星店」と書かれたプレートが貼られている「パンや」「うどんや」
「喫茶店」などを見つけた。
・緑提灯店めぐり（旧寺泊町・８月１０日）
新潟県の寺泊町は「魚のアメ横」として有名で、多くの観光客が訪れる。
その寺泊が「緑提灯で街の観光」をアピールしょうと地域の旅館や飲食店が共同で昨年
１０月「緑ちょうちん会」を結成し取り組みを開始した。
現在のメンバーは、旅館や民宿やホテルは９軒・飲食店は４軒の計１３店。
緑提灯とは
日本の農林水産物をこよなく愛でる粋なお客様のため、カロリーベースで日本産食材の
使用量が５０%を超えるお店で緑提灯を飾っている。
２００５年４月、北海道小樽から始まり、現在では２１００店舗以上が参加している。
カロリーベースで日本産食材の使用量が５０％を超える店の「緑提灯」に星（★）印が
１個付く。
１０ポイント増ごとに星が１個ずつ増え、最高は９０％以上の５個の星。
星の数の申告は自己申告。
寺泊の街中を歩き緑提灯を探した。
やっと見つけた。
提灯には「緑提灯 地場産品応援の店」と書かれ緑提灯の文字の下に白抜きの星印が
５個ある。
自己申告により星を黒く塗りつぶす。
１軒の飲食店の黒星数は１個、もう１軒の旅館の黒星数は２個だった。
市民の間に地産地消活動の輪が大きく広がれば、農家の耕作意欲も膨らみ日本の食料
自給率も高くなるのでは・・・
これが「地産地消推進の店」ののぼり旗 （イラストを模写）
