古民家が姿を消し田舎の風景が変わる

kanazu362006-05-03

NHKのクローズアップ現代「残したい日本の風景・
古民家」を観た。
山中間地の過疎化が進み、かやぶき屋根の民家が次々と
姿を消し田舎の風景がどんどん変わっていく様子が
紹介された。
過疎化で人口が減り「結(ゆい)」という組織が
消滅してしまったのだ。
その結果、労力の無償提供する人がいなくなり屋根のふき替えには、
多額の費用が必要となった。
古民家の維持管理には、個人として限界がある。
都会の人が、古民家を守ろうとプロジェクトチームを立ち上げ
保存活動に乗り出した。
生家も古民家だった。
上越市高田の生家は、19世紀中頃(江戸時代後期)の建物と
言われていた。
昭和49年文化庁新潟県教育委員会が、民家緊急調査の
調査対象家屋に指定し調査した。
調査結果は、本でも紹介された。
平成12年8月にオープンした、新潟県立歴史博物館(長岡市)の
「雪国のくらし」展示コーナーには、生家(金津ミネ家住宅)が
ミニチュアとなって展示されている。
母が亡くなり空き家となった生家は、平成15年12月上越市に寄贈した。
生家は現在上越市が維持管理し、「町家旧金津憲太郎桶店」として
一般に無料公開されている。
生家を見学した人のブログを見るのも楽しい。
桶の修繕 (写真を模写)