菩提寺は紅白と緑に映える

kanazu362006-05-27

上越市高田の大厳寺は菩提寺である。
本堂の垂れ幕には、三つ葉葵の紋が染め抜かれている。
寺は、福井城主松平光長が福井から高田に移封された時、
一緒に移った。
その時、檀家衆一門の一人として我が家も移ったと住職に聞かされた。
大厳寺の白ツツジと紅葉はすばらしい。
テレビや新聞で紹介されるほど有名である。
境内には、青々と茂る多羅葉の木もある。
・白はツツジ
 参堂の両脇を彩る白いツツジは約170本、樹齢は約100年と言われる。
 お経に出てくる極楽、真実への道「白道(ひゃくどう)」にちなんで、当時の
 住職が植えたのではと。
・赤は紅葉
 本堂に通ずる石段の左脇に、境内を赤く染めるもみじがある。
 紅葉の時期には、本堂と石段と赤のもみじがすばらしい風景を演出してくれる。
・緑は多羅葉の木
 石段の左側脇には多羅葉の木もある。
 常緑広葉樹で1年中葉が青々と茂っている。
 葉の裏に小枝や鉛筆で字を書くと文字が浮かび上がる。
 「はがき」という言葉は、ここから生まれたとも言われている。
上越市下池部は、郵便の父前島密の生地である。
生地には記念館が建てられている。
「オリジナル葉書セット」が売店で売られている。
小学校の同級生が、アイディア商品とし作った土産品だ。
多羅葉の木の葉5枚と書き棒1本、それに葉書のいわれと説明書の3点が
セットになり袋に入っている。
昨年の同級会の席上、オリジナル葉書セットを記念品として
プレゼントしながら話してくれた。
多羅葉のはがきに「同級会記念」と書いた。
京都南禅寺 (写真を模写)