菩提寺は紅白と緑に映える
上越市高田の大厳寺は菩提寺である。
本堂の垂れ幕には、三つ葉葵の紋が染め抜かれている。
寺は、福井城主松平光長が福井から高田に移封された時、
一緒に移った。
その時、檀家衆一門の一人として我が家も移ったと住職に聞かされた。
大厳寺の白ツツジと紅葉はすばらしい。
テレビや新聞で紹介されるほど有名である。
境内には、青々と茂る多羅葉の木もある。
・白はツツジ
参堂の両脇を彩る白いツツジは約170本、樹齢は約100年と言われる。
お経に出てくる極楽、真実への道「白道(ひゃくどう)」にちなんで、当時の
住職が植えたのではと。
・赤は紅葉
本堂に通ずる石段の左脇に、境内を赤く染めるもみじがある。
紅葉の時期には、本堂と石段と赤のもみじがすばらしい風景を演出してくれる。
・緑は多羅葉の木
石段の左側脇には多羅葉の木もある。
常緑広葉樹で1年中葉が青々と茂っている。
葉の裏に小枝や鉛筆で字を書くと文字が浮かび上がる。
「はがき」という言葉は、ここから生まれたとも言われている。
上越市下池部は、郵便の父前島密の生地である。
生地には記念館が建てられている。
「オリジナル葉書セット」が売店で売られている。
小学校の同級生が、アイディア商品とし作った土産品だ。
多羅葉の木の葉5枚と書き棒1本、それに葉書のいわれと説明書の3点が
セットになり袋に入っている。
昨年の同級会の席上、オリジナル葉書セットを記念品として
プレゼントしながら話してくれた。
多羅葉のはがきに「同級会記念」と書いた。
京都南禅寺 (写真を模写)