あぁボールが一球に泣く

６月８日の巨人対ソフトバンク戦を
テレビで観た。
６回巨人の脇谷亮太選手の打った打球は、
大きく弾みピッチャー斉藤和己の頭上へ「あぁボール」が。
ボールがなかなか落ちてこない。
ボールをキャッチした時には、俊足の脇谷選手が１塁ベースを駆け抜けていた。
幸運な内野安打となり、完全試合の記録が潰えた瞬間である。
それでも冷静に牽制球で刺した。
終わってみれば、打者２７人の準完全試合だった。
一球に泣いた斉藤和己選手。
一球で窮地を救った脇谷亮太選手。
６月６日の中日対ロッテ戦でも一球の明暗があった。
中日の川上憲伸投手が８回までロッテ打線をノーヒット・ノーランに抑えていた。
あとアウト３で記録達成である。
９回先頭打者の代打サブローが、センター前にヒットを打った。
ノーヒット・ノーランの記録が潰えた瞬間である。
一球に泣いた川上憲伸選手は暗。
一球で窮地を救ったサブロー選手は明。
人生一寸先は闇である。
知るは神のみか。
あぁボールが　（写真を模写）