終わりよければすべて良しか？ジダン選手は？

ことわざに、
「終わりよければすべて良し」
（物事は最終の結末がすべてだということ）
「有終の美を飾る」
（物事を最後までやり通し、立派な成果をあげること）
サッカーワールドカップドイツ大会は、延長戦でも決着が
つかずＰＫ戦となった。
イタリアが５：３でフランスを破り優勝した。
この試合が、現役最後の試合となる注目のフランスジダン選手は、
前半７分ＰＫを決め１：０とリード。
延長戦前半終了間際、ジダン選手のへデングは、ＧＫに好セーブされたが
有終の美を飾るにふさわしいすばらしい活躍をした。
一寸先は闇である。
延長後半５分、悲劇は思わぬところで起きた。
ボールの奪い合いとは関係のない場所で事件が。
相手選手と二言三言。
次の瞬間、ジダン選手が相手の胸板にいきなり頭突きを食らわせた。
相手はその場に倒れた。
主審の右手が大きく上がる。
手には「レッドカード」が。
一発退場である。
場内は騒然とした。
「有終の美を飾る」、栄光の引退花道を、最後の最後の試合で
自らの手で最悪の形で幕引きをした。
ファンからは、「彼がこんな形で現役を終えるのは悲しい」
と、無念の声が。
試合後、国際サッカー連盟は、最優秀選手に贈られる
「ゴールデンボール賞」にジダン選手を選出した。
終わりよければすべて良しか？
ジダン選手は？
レッドカード　（写真を模写）