自由研究は信濃川の源流を訪ねて
夏休みも終わりだ。
子どもたちは宿題や自由研究で
頭を悩ませている。
自由研究という言葉で30年前を思い出した。
娘が小学校5年生の夏休みの話である。
勤務していた与板町(新潟県)には、信濃川が流れていた。
自由研究のテーマーは、信濃川の源流を訪ねる。
日記を開いた。
昭和55年(1980)8月5日(火)晴、午前9時30分出発
寺泊町の「大河津分水記念館」を見学、屋上から信濃川が本流と大河津分水に
分かれる大堰を眺めた。
信濃川を流れに沿って上流へ。
長岡を抜け小千谷へ。
信濃川の川原で昼食。
信濃川を右手に見ながら十日町を経て津南町へ。
県境の橋を渡ると長野県栄村、信濃川は千曲川と名を変える。
娘は、どうして川の名前が変わるのかと不思議がっていた。
千曲川を左手に見ながら飯山を経て長野市へ。
牛に引かれて善光寺詣りのことわざ通り記念に善光寺を参拝した。
来た道を戻り、鳩車で有名な信州野沢温泉に泊まった。
宿の主人は、「車で信濃川の源流を訪ねるのは無理」と教えてくれた。
信濃川(千曲川)の源流は、甲武信ケ岳であると。
甲武信ケ岳は、甲州(山梨)・武州(埼玉)・信州(長野)から一文字ずつ取った山。
信濃川の源流を訪ねては、長野の善光寺で終わった。
自由研究は、どのようにまとまたかは知らない。
その娘も小学校4年生と2年生の親である。
孫の自由研究は、幕張恐竜博の思い出をまとめるという。
兄ちゃんは、デジカメ写真の恐竜を日記風に。
弟は、恐竜の絵を描く。
自由研究終わったの (イラストを模写)