梅と桜とカタクリの花

kanazu362008-03-25

3月22日のテレビで、東京都心や静岡や名古屋や熊本で
平年よりも2日から6日も早く桜が開花と桜の便りが。
3月23日、新潟市岩室では多宝山登山道コース開きが、
藤五郎梅の発祥の地(新潟市亀田)では「かめだ梅まつり」が
開催された。
晴天の3月23日、多宝山登山道コース開きに参加し山桜とカタクリの花を見、小雨の
3月24日、梅の路散策コースを歩き梅を見た。
・梅
 ・亀田の梅(亀田町史から)
  江戸時代の後期の文化・文政の頃(1804から1829)、宇野藤五郎が梅を栽培し、
  「藤五郎」の名で荻曽根の梅を商品化したのが始まりという。
 ・亀田梅実組合(生産者数72人)
  生産面積 藤五郎梅 11ヘクタール 越の梅 1ヘクタール 
  出荷量 年間 100トン
 ・藤五郎梅の古木と越の梅原木
  新潟市江南区役所(旧亀田町)前の庭に藤五郎梅の古木と越の梅原木が保存され
  看板には、
 ・藤五郎梅の古木(樹齢百年推定)
  江戸時代(文化文政)の頃、荻曽根の青果問屋により広められた品種で、その屋号の
  「藤五郎」をそのまま命名する。
  梅酒用としてその果汁の多さと大玉性で重宝され、梅干用としては肉厚で柔らかく、
  シソの着色が綺麗に仕上がる品種。
 ・越の梅原木(樹齢百年推定)
  荻曽根の村山氏所有の実生樹の中から発見された梅で、親は藤五郎梅と思われる。
  越後の越をとって「越の梅」と命名された。
  主に梅干用としてやや小型の肉厚で柔らかく、シソの着色が綺麗ですばらしい
  出来栄えとなる。
 ・梅の路散策
  23日の「梅の路散策スタンプラリー」には、約1000人以上の人が参加したと。
  区役所でラリーマップを受け取り、小雨の中一人で江南区役所前を出発した。
  ラリーマップに1番から12番までの番号が記載されている。
  江南区役所を出ると1番の標識が立っている。
  小道に沿って農家の梅畑を左右に見る。
  5分咲き梅畑を約1時間30分かけて回った。
  平日で小雨、梅を見る人の影はない。
・山桜
 新潟市西蒲区岩室の丸小山公園で23日、多宝山登山道コース開きが行われた。
 公園には、「兼続のゆかりの地」をアピールするため、紅白の陣幕が張られ登山道
 などには、「天神山城主大国実頼」書かれたのばり旗や軍旗が立てられている。
 天神山城主大国実頼(おおくにさねより)は、来年放送のNHK大河ドラマ天地人」の
 主人公直江山城守兼続の実弟
 多宝山登山道コースは、
 ・岩室温泉登山口コース(登山口・天神山・多宝山)
 ・松岳山神明神社登山口コース(登山口・松岳山・多宝山)
 の2コースがある。
 海抜は多宝山が634m、天神山が234m、松岳山(別名・岩室富士)が174m。
 多宝山登山道コース開きの安全祈願祭には、先着300人に、「多宝山登山案内図」
 「岩室温泉当日無料入浴券」「参加記念品」がプレゼントされた。
 (予定を200人上回る約500人が参加)
 岩室温泉登山口コース経由で途中松岳山に登り多宝山山頂を目指すことにした。
 丸小山公園を出発してまもなく、登山道の左右に山桜が咲いているのを見つけた。
 桜の花を見るのは、今年最初である。
カタクリ
 天神山の南北に走る尾根の最頂上の海抜234mの位置に本丸がある。
 本丸址からは、前方に多宝山がそびえ、後方眼下に岩室の町並みが見える。
 本丸を過ぎると左多宝山、直進松岳山・神明神社登山口の案内板がある。
 松岳山方向へ向かった。
 途中の山肌に薄紫色のカタクリの花の群生地を見つけた。
 途中で松岳山神明登山口コースで多宝山を目指す人たちと出会った。
 カタクリの花の群生地に登山者から歓喜の声が・・・
里で梅の花を見、山で山桜とカタクリの花を。
里も山も本格的な春の訪れが。

山肌にカタクリの花の群生が (イラストを模写)