菩提寺山登山と堀出神社の紅葉
日本列島は11月に入り2・3日と上空に真冬並みの寒気が
流れ込み冬型の気圧配置とり、山や里から初雪・初氷の便りが
届く。
新潟市でも3日に初雪が観測された。
新潟市の初雪は平年より21日早く昨年より16日早い観測で、統計が始まった1951年
以来最も早い記録。
10月29日下見を兼ね菩提寺山登山と堀出神社の紅葉を見に出かけた。
・菩提山(248m)登山
町内に山登りを楽しむシニアの人たちの「里山クラブ」がある。
今年の活動を見ると、
・3月20日:角田山 ・9月3日:磐梯山 ・10月15日:米山
今年最後の山登りは11月13日の菩提寺山。
コースの下見を兼ね久しぶりに夫婦で菩提寺山に登った。
登山口の石油の里公園観光物産に「里山を歩こう!菩提山遊歩道ルートマップ」のパンプ
レットが置かれ「登山ルートマップ」の大きな看板が立つ。
13:05 石油の里公園出発・間もなく石油井戸があり「採油体験コーナ」もある
人力ロッドを手で回すと石油井戸の採取ロッドが上下に動く
13:20 薪炭林試験地・里山の原型といわれ、雑木林はほぼ20年で伐採され焚き木
や薪炭として人々の暮らしを支えてきた
13:40 見晴台・眼下に新津の街並みが(ベンチは青竹で作られている)
13:44 山頂まで800m、20分の標柱が
14:00 「もりはみんなの宝物」と書かれた看板の下に石油の里・菩提寺山・大沢公園・
矢代田の分岐点の標柱が、人声が聞こえる
14:03 菩提寺山山頂到着(標高248m)・山頂に菩提寺山史跡と書かれた大きな看板
が立つ眼下に五泉、村松の街並みが、遠く飯豊の山並みも
14:20 白玉の滝経由で下山開始
急勾配の562段の木段が続く、10段ごとに木段に数字が書かれている
14:31 無事562段の階段を下りると一夜清水と書かれた標柱が立ち近くから水音が
聞こえる
14:36 臍(へそ)清水の標柱が
14:50 白玉橋到着、脇の看板に「白玉の滝は、順徳天王の頃から知られていた山伏の
修行の地。落差は雌滝約7m、雄滝約15mで、水が落ちて岩に当たり
白い玉状に飛び散ることらから名付けられたと言われている」と書かれている
15:15 堀出神社
15:24 石油の里公園到着
登りは58分、下りは1時間4分かかった。
・堀出神社の紅葉
菩提寺山登山道途中に堀出神社がある。
朱色の鳥居をくぐり石段を登る。
石段左右の紅葉したモミジが、参拝者を歓迎する。
案内板には、堀出神社は今から約800年前、金津家が金津城構築の際に地中から
二神体を掘り出し、祠を建てて堀出大神と奉称し城の守護神としたのが始まり。
その後祠は荒廃してしまいますが、天正元年(1573)3月、第15代新津丹波守
勝資公が金津から新津へ築城の折に遷座し、領内の総守護神となった。
(現在新津市本町に建つ堀出神社)
金津堀出神社のその後の遍歴について詳細は不明。
明治35年ころの金津村には当時堀出神社を含め12社が存在しており、審議の結果、
佐久那殿神社を除いた11社を堀出神社に合併することが決定、新殿を造築した。
平成10年に拝殿が焼失してしまい、昔の荘厳な姿を見ることはできなくなったが、住民の
力で現在の立派な拝殿が再建された。
山も里も紅葉の季節、木々は赤く染まる。
山も里も赤く染まる (イラストを模写)