わらアートまつりと空想動物遊園で活躍  する大学生

kanazu362010-10-06

京都府福知山市の市動物園で、ニホンザルの赤ちゃん「みわ」
が、イノシシの赤ちゃん「ウリ坊」にまたがって園内を散歩する
姿がテレビや新聞に報道され大変な人気を呼んでいる。
芸術の秋。
今年も武蔵野美術大学新潟大学教育学部美術部の大学生たちが新潟の公園をわらや木や針金や風船などでアートの世界を表現し子どもたちを楽しませた。
・わらアートまつり(新潟市西蒲区松尾野:上堰潟公園・9月3日)
 角田山の麓にわらで作られた巨大鯨や龍が出現。
 わらアートまつりが新潟市西蒲区で開催されるのは今年で3回目。
 今年も作品は住民ボランティアと東京多摩美術大の学生約70人の協力により1週間かけて9作品を作り上げた。
 学生たちは近くの入徳館野外研修場に宿泊し制作にあたった。
 メイン会場となる上堰潟公園の8作品は「カブトムシ」「鯨」「龍」「家」「靴」「リング」「風のフォリー」「きらりん」。
 サブ会場の新潟市西蒲区岩室「いわむろや」には兜をかたどった「武者」の1作品。
 兜の前垂れには美大の「美」の文字がアレンジされている
 作品の骨組みには、木材やビニールパイプなどを使用。
 使った稲わらは、昨年同区内の田んぼ40アールで収穫した約6万本。
 鯨の高さは5mで龍の長さは約20m。
 キラりんは、新潟市社会福祉協議会のマスコットで社会福祉協議会の人たちが作った。
 わらアート作品は10月末まで展示予定。
・空想動物遊園in寺尾(新潟市西区:寺尾中央潟公園・9月24日)
 新潟市西区の寺尾中央潟公園が空想動物遊園に大変身。
 空想動物遊園を作ったのが新潟大学教育学部美術部の大学生約80人と教授たち。
 1999年から大学生と地区住民が協力しこれまで内野駅や内野商店街で「西区DEアート」を開催してきた。
 西区DEアートは、昨年の10年の節目を迎え終了した。
 学生たちがそれに代わるイベントとして、近隣に動物園がないことから「空想動物遊園」を木材チップや風船や針金や粘土と使って作り上げた。
 空想動物遊園を散策した。
 ・空気アニマルズ:軟質の塩化ビニールを用いて実物大の魚屋やペンギンのオブジェが
 ・チップアニマルズ:木材チップを重ね合わせてキリンやライオンのオブジェが
 ・空想水族館:魚のイラストをシールに加工したものを訪れた人たちが休憩のガラス面に自由に貼り付けて架空の水族館を作る
 ・ランド オン アニマル:公園内の坂を利用し段ボールを材料に滑り台を2基(ゾウ・シマウマ)設置、動物の絵が描かれた段ボールソリを使って坂を滑り降りる 
 ・巣作り:稲わらや流木を使って公園内に巨大スケールの巣を作る
 ・ぺてぺた!ねんどパーク:木とわら縄でできた謎の動物に子どもたちが思い思いに粘土をくっつけて謎の動物を作りだす
 はかにも様々な空想の動物が子どもたちを楽しませる。
・番外:幼児がお月見だんご作り(新潟市中央区新潟県立図書館・9月24日)
 毎週金曜日、新潟県立図書館のこども図書室で工作が行われる。
 9月24日はお月見の「つきみだんご」作りだった。
 10組以上の親子が、紙と綿で楽しそうにつきみだんごを作っていた。
上堰潟公園と寺尾中央潟公園に突然出現した大学生の力作の動物たちが、子どもたちを楽しませる。

滑り台もあるよ (イラストを模写)