大相撲秋場所の話題いろいろ
大相撲秋場所、終わってみれば横綱白鵬の20回目の優勝で
千秋楽、20回以上の優勝は史上6人目。
秋場所は「綱取り」「大関取り」「小兵力士の登場」など、話題が
豊富だった。
・連敗で優勝が危ぶまれた横綱白鵬
12日目は関脇稀勢の里に敗れ、13日目も関脇琴奨菊に敗れ関脇に連敗。
連敗で20回目の優勝が危ぶまれたが、14日目と千秋楽に大関を破り13勝2敗で優勝した。
・綱取りの大関日馬冨士と大関取りの関脇琴奨菊と鶴竜
・綱とりに挑んだ大関日馬冨士は、7日目までに平幕に4敗を喫し今場所の綱取りが絶望に。
・大関とりに挑んだ両関脇琴奨菊と鶴竜の明暗
明:関脇琴奨菊は横綱白鵬と大関日馬冨士などを破り12勝3敗で直近3場所の成績が、33勝12敗と大関昇進の目安とされる33勝をクリア場所後の大関昇進を決めた。
暗:関脇鶴竜は9日目までに5敗を喫し目標の11勝に届かず今場所の大関取りが絶望に。
・話題力士の対戦
・巨漢対決(臥牙丸と把瑠都)
臥牙丸(199キロ:185センチ)と把瑠都(184キロ:197センチ)の巨漢対決は、大関戦初挑戦の臥牙丸が送り出しで把瑠都を破った。
・重量差対決(臥牙丸と隆の山)
臥牙丸(199キロ:185センチ)とチェコ出身初の新入幕隆の山(98キロ:185センチ)の重量差対決は、体重が101キロも重い臥牙丸が送り出しで隆の山を破った。
・身長差対決(磋牙司と芳東)
芳東(134キロ:197センチ)と磋牙司(166キロ:166センチ)の身長差対決は、身長が31センチも低い磋牙司が寄り切りで芳東を破った。
・立行司木村庄之助の定年
10月29日に65歳の定年を迎える立行司の木村庄之助。
秋場所千秋楽で横綱白鵬と大関把瑠都の優勝を左右する結びの大一番を裁き行司生活最後の土俵を飾った。
・人気低迷の大相撲75%の入りで「満員御礼」
両国国技館の定員は約1万1000人。
初日(9月11日)は、3709枚の入場券が売れ残り、2日目(9月12日)も、5682枚の入場券が売れ残り館内は空席が目立つ。
日本相撲協会は7日目(9月17日)、75%の入りで大入りとし今場所初めて「満員御礼」の垂れ幕が館内に下がった。
この日の入場券の残券は2799枚。
協会広報部では「大入り」についての明確な基準はなく、東京開催場所の場合は責任者の事業部長(現在は出羽海親方:元関脇鷲羽山)が判断する。
「満員御礼」の垂れ幕が下がったのは15日間で、7日目・8日目・13日目・14日目・千秋楽の5回。
・新大関誕生と日本力士の台頭
秋場所では上位陣の日本人力士が健闘した。
・関脇琴奨菊:12勝3敗 ・関脇稀勢の里:12勝3敗 ・小結豊ノ島:8勝7敗
・豊真将:10勝5敗 ・隠岐の海:8勝7敗 ・豪栄道:10勝5敗
・栃乃若:9勝6敗 ・北太樹:10勝5敗
関脇琴奨菊が場所後に新大関に昇進する。
日本人大関の誕生は、2007年名古屋場所後の琴光喜以来4年ぶり。
11月の1年納めの九州場所は、久しぶりに日本人力士の新大関誕生と関脇稀勢の里が大関取りに挑む。
若手日本人力士の台頭と活躍で相撲人気は復活するか。
秋場所は終わったばかりだが、今から九州場所が楽しみだ。
決めた大関取り (写真を模写)