宝物を見つけた

kanazu362006-05-05

5月3日は憲法記念日だった。
改憲に賛成・反対の集会が各地で開催された。
憲法9条戦争放棄は知っているが「徴兵」という
言葉はどうだろうか。
父の遺品の中からめずらしいものが出てきた。
「徴兵保険証券」である。
証券には、
・保険契約者 金津憲太郎
・被保険者  金津三朗
・保険金額ヲ受取ルヘキ者 金津憲太郎
・保険金額金 五百円也
・保険契約日 昭和16年4月11日
・保険料   117円55銭也
・保険料払込期間 1年払
・保険料払込方法 1年払
・被保険者生年月日 昭和16年1月生
東京市麹町区内幸町2丁目2番地
・富国徴兵保険相互会社
と書いてある。
子を思う親の気持ちは、昔も今も変わらない。
今も子どもが生まれると記念に保険に入る親は多い。
娘が生まれた時、記念に保険に入った。37年も前のことだ。
父が契約した「徴兵保険証券」は、宝物として額に入れた。
徴兵制度とは、
国家が強制的に国民を一定期間軍隊に徴集する制度。
1873年に徴集令が公布され、1945年の敗戦で廃止された。
戸籍法の適用を受ける日本国民の男性は、20歳の時に徴兵検査によって、
身体能力別に甲・乙・丙・丁・戊の5段階に分けられた。
徴兵制度のない平和な時代でよかった。
赤ん坊誕生 (イラストを模写)