鬼の目にも涙藍ちゃんの目にも涙が

「鬼の目にも涙」ということわざにがある。
冷酷な鬼でも、ときには人情が通じて涙をながすこと。
日本ゴルフ界で、人気と勝負強さが抜群の宮里藍選手、
昨年は日本国内で６勝、賞金ランキング２位と日本国内を
沸かせた。
しかし、本年は米国ツアーで苦戦している。
これまでの米国ツアー８戦の成績は、
第１戦が４９位、第２戦が２４位、第３戦が５６位、第４戦が３８位、
第５戦が２９位、第６戦が６位、第７戦が２０位、第８戦が５位
である。
特に第８戦のギン・クラブズアンドリゾーツ・オープン戦では、
初日が７０の−２・２日目が６８の−４・３日目が７０の−２　
と、３日目を終わり２位で通過した。
初優勝の夢に期待がかかり、最終日のプレーに日本中が注目した。
２位でスタートしたが、２番でトリプルボギー。
１２と１３番で連続バーディーで首位に２打さと迫った。
しかし、落とし穴が待っていた。
１５と１８番でダプルボギーを打ち７６と大きく崩れ、初優勝は夢と消えた。
スコアを提出した直後に泣き出し、クラブに戻っても涙が
止まらなかった。と
試合後の報道陣の取材にも応じられない程のショックと悔しさが。
マネージャを通じ「悔しいです」の談話が発表された。
藍ちゃんの涙は、鬼の目の涙と意味が違う。
「悔し涙」だった。
あの強い横綱朝青龍も土俵で泣いた。
優勝がかかった大一番で勝ち、涙を見せながら懸賞金を受け取った。
藍ちゃんは、米国ツアーの第９戦を休み、５月１１日からの第１０戦に初優勝の夢を賭ける。
嬉し涙を。
勝負は最終日　（写真を模写）