二足のわらじを履く男

kanazu362006-05-13

ヤンキース松井秀喜選手が、怪我で連続試合
出場記録が1768試合でストップしたとの
ビッグニュースが、アメリカから伝わってきた。
1日も早い復帰を祈る。
選手と怪我で国見高校サッカー部監督小嶺忠敏を思い出した。
テレビで「60歳の挑戦・国見高サッカー部監督小嶺忠敏」を観た。
小嶺忠敏は「二足のわらじを履く男」である。
二足のわらじを履くとは、
「両立しないような二種類の仕事を一人でやること」
一足は、長崎県国見高校校長。
もう一足は、国見高校サッカー部監督。
監督
練習では、選手に口うるさく細かく指導するが、選手が提出する
サッカーノートにはただ赤線を引くだけでコメントは書かない。
教師の中には、教えることが教育だと思っている人が多い。
教えることと育てること、育つことは違う。
教えることで形にはめてしまうと、個人の持つ能力を生かせない。
私は教えない。私が下手だから。私のまねをすれば下手になる。
教えるのではなく、育てることだ。
育てるのは指導者の仕事、壁を乗り越え育つのは個人の努力。
選手にはヒントを与えるだけだ。
あとは自分で考え行動しなければならないと。
選手には怪我はつきもの。
怪我をした時、選手がどのような行動に出るかでその後が決まる。
怪我で辛い練習から逃げれると思う者は失格。
足を怪我したら怪我しなかった上半身を鍛える。
右足を怪我したら怪我のしていない左足を鍛える。
工夫してリハビリする選手は有望だ。
校長
60歳の定年を迎えた最後の卒業式の祝辞で、壇上に「志」「熱」の
色紙2枚を飾り、「志を持ち情熱を無くさないで人生を歩いて欲しい」
とはなむけの言葉を贈った。
一足目のわらじ、長崎県国見高校校長は、3月31日の定年で脱いだ。
二足目のわらじ、国見高校サッカー部監督は定年後も履き続けている。
国見高校サッカー部監督として7度目の高校日本一を目指す。
怪我アァ手首が (写真を模写)