白鳥おじさんが天国へ飛び立つ

kanazu362006-05-14

瓢湖の白鳥はもうシベリアへ飛び立った。
白鳥の後を追うように、白鳥おじさんと呼ばれ
親しまれていた吉川繁男さんも天国へ飛び立った。
水原から訃報が届いた。
13日白鳥おじさんで多くの人に知られている
吉川繁男さんが85歳で死去された。
ご冥福を祈る。
吉川さんは、水原町瓢湖の近くで生まれた。
親子2代で瓢湖に飛来する白鳥の餌付けに成功した。
その様子は、小学校の教科書や本でも紹介されている。
吉川さんとは、仕事を通して何回も会った。
初めてお会いしたのは、昭和41年2月であった。
職場の耐寒歩行訓練で、粉雪の舞うなか阿賀野川に架かる横雲橋から
水原町の瓢湖まで歩いて行った時のことだ。
白鳥の餌付けに苦労し成功するまでの様子を語り、目の前で
「コーイコイコイ」と大声で白鳥を呼び寄せ餌をやる姿を思い出す。
43年3月異動で水原勤務となった。
3年間水原にお世話になった。
仕事の関係で白鳥管理事務所で何回もお会いした。
娘が、水原で生まれたので思い出に残る土地だ。
観光案内で水原町(現阿賀野市)を調べた。
水原代官所
1746年(延享3)に幕府直轄領として水原城館跡に代官所
設置され1868年まで続き、代官所は123年間で幕を下ろした。
現在は、新築され一般に公開されている。
天朝山公園
1836年(天保7)越後の豪農市島徳次郎が、大凶作に苦しんでいた
農民を救うため、難民救済事業とし天朝山に別邸宅を築いた。
天朝山はその後、明治新政府越後府となり後に水原県と変わり
新潟県政発祥の地といわれた。
瓢湖
江戸時代寛永2年の大干ばつの経験から、干ばつ解決策として
掘られた人造湖で1639年(寛永16)に完成した。
天朝山公園も瓢湖も娘を自転車に乗せ散策した思い出の場所だ。
会話 (イラストを模写)