源氏物語絵巻の世界へタイムスリップ

kanazu362006-05-24

新潟市歴史博物館で開催されている、
「よみがえる源氏物語絵巻」の入場者が、
1万人を突破したという。
休日を避け平日に妻と出かけた。
人影も少なくゆっくりと鑑賞ができた。
入り口を入ると大きな掲示板に、
源氏物語は、平安時代中期に紫式部が著した。
・絵巻は、物語を元に12世紀前半(平安時代後期)に
 当時の宮廷で製作されたと考えられている。
・現存する絵は19図
 ・名古屋の徳川美術館に15図
 ・東京の五島美術館に4図
 が所蔵されている。
と書かれている。
絵巻は、年月を経て絵の具のはく落や変色が激しい。
これを現在の科学と画家の技を結集し、当時と同じ絵の具と
同じ技法で1枚1枚時間をかけゆっくりと色鮮やかに復元したという。
解説を読み、改めて絵巻を鑑賞した。
絵巻を見ていると絵巻の中に吸い込まれ
平安の昔にタイムスリップした錯覚に陥る。
優雅な気持ちで会場を出た。
目の前に、移築された旧第四銀行住吉支店の建物が当時の
ままの姿で建っていた。
中に入った。
昔懐かしい銀行の姿がそのままである。
事務室は、当時の机と椅子が取り除かれ喫茶店となっていた。
源氏物語の世界に酔い、久しぶりに2人でコーヒーを飲んだ。
源氏物語の世界 (写真を模写)