大凧が大空に舞う勝ったのは白根か味方か

kanazu362006-06-02

白根の町の大空を凧一色に染める、
白根大凧合戦の季節が来た。
6月2日から6日までの5日間だ。
前哨戦として1日には、「子ども大凧合戦」が行われた。
本来の大凧の四分の一に当たる6畳大凧を子どもたちが、
揚げたと報道されている。
大凧合戦は中ノ口川の堤防上で開催される。
大凧合戦を見たのは、白根に勤務していた10年前のことである。
中ノ口川を挟み、白根(旧白根市)の凧と味方(旧味方村)の凧が、
大空で合戦を繰り広げる。
大凧が大空で絡み合い、絡んだ凧を若衆の綱引きで中ノ口川に引き落とすのだ。
それからが勝負である。
大声をかけ力を合わせて、相手の綱が切れるまで綱を引く。
綱端の最後尾は、土手を越え街の中まで伸びて行く。
「凧の綱が切れたぞ」
と叫び声が聞こえる。
切られた凧が負けである。
負けた凧は、川面を浮き沈みしながら流れて行く。
勝負はこれから。
大空では大凧が舞い、次の合戦相手を待っている。
勝ったのは白根の凧か味方の凧か。
白根大凧合戦 (イラストを模写)