種からできるか柿の種？

「柿の種」誕生のエピソードを新聞で知った。
柿の種は、偶然の産物である。
創業者の妻が、小判型の型抜きをうっかりと踏みつぶして
しまった。
その型抜きを使って焼いたところ柿の種に似たせんべいが
出来てしまった。
と書かれていた。
まさに、「禍い転じて福となす」である。
（失敗をもとにして成功を収める）
今では、押しも押されぬ新潟の銘菓である。
柿の種と言えば、私にも思い出がある。
子供のころ大人にからかわれたから。
柿の種を見せながら、「柿の種は、種を洗い干して乾燥させると出来る」
と教えられた。
本気にした。
庭の渋柿の木の種を集めて洗い、ザルに入れて干した。
何日もたっても、せんべいの柿の種にはならなかった。
「柿の種にならなかったぞ」と話すと、
「本気にしたのか。からかっただけだ。馬鹿だなー」
と笑い話で終わった。
もし、話のように干した柿の種から「柿の種」が出来ていたら、
「嘘から出た実」の話となったのに。
あぁ踏んじゃった　（イラストを模写）