路上生活者とパソコンを楽しむ

kanazu362006-07-15

「マウス手に汗就労へ第一歩」、
「路上生活者を支援」と大きな
見出しの新聞記事を読んだ。
ゆうメディア西の活動が新聞に。
路上生活者の就労支援に取り組む新潟市の、
NPO法人「ホームレス支援ネットにいがた」が、
社会復帰には、新たな世界に挑戦する意欲とコミュニケーション
能力の回復が欠かせないと、新潟市市民活動支援センターを会場に、
「路上生活者向けのパソコン教室」を6月27日から始めた。
教室は、来年3月まで毎週火曜と金曜の週2回開かれる。
NPO法人「新潟西地区高齢者パソコン友の会・ゆうメディア西
(会長後藤耕一会員40名)」にも支援依頼があった。
支援を決めた。
パソコンは6台、受講者は6名である。
初心者と少しできるクラスの2組に分けサポートしている。
初心者向けの指導方法はユニークである。
文字入力は、「アイウエオ」の母音「AIUEO」の5文字の位置を覚えるだけ。
これで文字入力は、70%マスター。
あとの30%は、行音の「かさたなはまやらわ」の行頭の「KSTNHMYRW」の
9文字の位置を覚えるだけ。
ツールバーの書式設定の説明は、パソコンから電卓の画面を表示させ、誰でもが知る
+・−・×・÷を活用して、ツールバーの書式設定のアイコンにマウスをあて1秒待てば
アイコンの意味が表示される。
と、ユーモアを交えながら説明する。
受講者のパソコンに取り込む意気込みは凄い。
「休憩にしてコーヒーを飲みましょう」と声をかけても、キーボードから
指を離さない。
受講者とコーヒーを飲みながらの会話が楽しい。
早い人は、テキストを見ながら「暑中見舞いはがき」を完成させた。
今は、テキストを見ながら「パンフレットやチラシ」作りに挑戦している。
支援ネットにいがた事務局長の寺尾知香子さんは、「ホームレスは限られた
世界に閉じこもりがち、パソコンを覚える中で自信をつけ、社会と接していく
きっかけになってほしい」と。
受講者の中には、「いつの日かパソコンを買って頑張りたい」と。
チラシができたよ (イラストを模写)