挫折から這い上がった両松井選手とハンカチ王子斉藤投手

kanazu362006-09-14

ヤンキース松井秀喜選手のメジャー戦への復帰と
大活躍が大きく報道されている。
人生順風満帆に行かないのが常である。
一寸先は闇、絶えず試練に遭遇する。
怪我で挫折。
怪我の試練を乗り越え見事復活した男、ヤンキース松井秀喜選手と
ロッキーズ松井稼頭央選手が連日スポーツ欄を賑わしている。
熱闘で連日甲子園を沸かせたハンカチ王子こと早実斉藤佑樹投手は、
大学への進学を決め4年後に夢をかける。
ヤンキース松井秀喜選手
 平成4年の明徳義塾戦で5打席連続の敬遠で試練を味わった。
 入団した巨人で開花、大リーグヤンキースで満開の大和桜を咲かせた。
 しかし、大スターの前途に怪我という試練が立ちはだかった。
 5月11日の怪我から4ヶ月、ファンの待つスタジアムに勇姿を見せた。
 9月13日のデビルレイズ戦に8番指名打者で先発出場した。
 4打数、4安打・打点1・1四球という見事な大活躍で復帰戦を飾った。
 「真っ白な気持ちで打席に立って、自分がどうなるか楽しみ」
 「グランドに立つ以上、調子が良いとか悪いとかは関係ない」
 「楽しめたよ。この時期にこの期間で」
 「まあ、試合に出るのが一番だけどね。それに勝るものはない」
 と。
ロッキーズ松井稼頭央選手
 今期メッツで38試合に出場、打率2割・打点7・盗塁2。
 怪我と成績不振でメッツを解雇され新天地ロッキーズに移籍した。
 2軍からのスタートで怪我の挫折に耐え、見事大リーグロッキーズに復帰した。
 復帰後の15試合では、打率3割8分9厘・打点7・盗塁3と「水を得た魚」のように
 グランドを泳ぎ回っている。
 欠点とされた守備も基本練習で徹底的に鍛え安定感も出た。
 新天地での更なる活躍を胸に秘めて。
 「自身?ありますし、いいアフローチができている」
 「打撃は水物だが、守備が安定してれば使ってもらえる」
 「もっと打ちたいし、チームに貢献したい」
 と。
ハンカチ王子こと早実斉藤佑樹投手
 卒業後の進路が注目されていたが、大学進学を決めた。
 甲子園優勝投手という栄光を手にしたが、
 「まだまだ自分は未熟。急にプロに行って通用するほど甘くない」
 と、4年間大学で技を磨き4年後に夢をかける。
スカウトの斉藤投手の見かたは、
 「大学に行くべきだ」
完成度の高さが災いして、
 「上(プロ)で伸びるとは思えない。そこそこ勝てても、一流になれるか怪しい」
 「大学や社会人に行くと人間の幅が広がる。そこで大きく飛躍してほしい」
進学が確実視される早大は、
 「投手層が厚く、入学してすぐに出番が訪れる保障はない」
と。
闘志を胸に秘めてた斉藤佑樹投手の試練の4年間がスタートする。
回り道でも夢の頂点は一つ。
大学で鍛え4年後は (写真を模写)