原油高騰で作物は食料か燃料かの時代に

kanazu362006-10-04

スーパーの安売りの目玉商品に砂糖がある。
1キロ100円を切る安さだ。
サトウキビの半分が砂糖ではなくバイオ燃料
エタノールになる時代がきた。
雑草も新技術の開発でバイオ燃料になる新時代の到来。
アメリカのアースホリシー研究所長レスター・ブラウン氏は、
原油価額が1バレル60ドルを超えたところで世界の食料に新しい問題が生まれた。
多くの作物を自動車用のバイオ燃料に転換すると利益が生まれるようになった。
これからは、新たな作物を食料にするか燃料にするかのを争う時代いなつた」と。
バイオ燃料とは、食物性の物質(穀物・木材・動物の糞尿など)を利用して作られる
自動用燃料のこと
最近では、バイオエタノールバイオエタノール混合ガソリン、バイオディーゼル
区別して呼ばれる。
 ・トウモロコシやサトウキビをエタノール
 ・大豆や菜種油などからバイオディーゼル
ブラジルのルタ大統領は、サトウキビから作ったエタノール燃料を武器に、積極的な
経済外交を展開している。
ブラジルのエタノール生産量は、アメリカと肩を並べる。
2005年にはサトウキビの半分をエタノール生産に当て生産量は、約1700万
キロリットル。
国内では、ガソリンに20%から25%のエタノール混合が義務付けられている。
エタノールだけで走る車もあり、価格は、ガソリンの約半分と報じられている。
日本国内でも、6ヶ所でバイオ燃料の実証実験が進められている。
しかし、農作物の生産コストが高いことなどから経済的に見あうバイオ燃料の開発が
できるのかと難題も多い。
新技術開発の記事が新聞に大きく掲載されていた。
「雑草からバイオ燃料
ホンダが共同で、稲ワラなどからバイオエタノールを製造する新技術を開発した。
これまでのようにサトウキビやトウモロコシの糖質、でんぷん質など食用と同じ部分を
原料に使わず、茎や葉といった植物の繊維質から作るのが特徴。
原油高を受け、開発された新技術「雑草バイオ燃料」が、日本を資源国に変えるか。
ホンダでは、2・3年をかけて実用可能かどうか検証する。
レスター氏は言う、「ブラジルのサトウキビ生産の半分がエタノールに回されるように
なったことから砂糖が安く入る時代は終わった」と。
あったかあったよ100円の砂糖が (イラストを模写)