いざなぎ景気を超えたが景気の実感は

kanazu362006-12-27

・大手スーパーのイオンが来年から定年を65歳に延長
・国の借金拡大の828兆円、国民1人当たりの借金約648万円
と大きく新聞に報道されている。
景気拡大の期間が「いざなぎ景気」を超えたというが、人々には
好景気という実感はあるのだろうか。
年金生活者で賃上げもボーナスもない私に実感はない。
企業の収益増は、リストラによる人件費の削減によるところが大きい。
景気は回復しているというが、大幅な賃上げをしたという話はあまり聞かない。
昔は、景気回復と賃上げが連動しており、景気回復イコール賃金の大幅な
ベースアップだった。
企業も高収益を上げているが、先行きに不安を感じ、M&A(企業の合併と買収)で
生き残りを模索する。
毎日のようにM&A問題が新聞に。
・松下電機がビクターを売却か
・HOYAがペンタックスと合併
等など。
新潟県内の企業にもM&Aの嵐が吹き荒れている。
北越製紙王子製紙TOB(株式公開買い付け)問題
・ドラッグストアのマックスがマツモトキヨシに買収
・家電販売の真電がラオックスと提携そしてノジマと合併
・食品スーパーのウオエイがフューチャーシステムコンサルティングの子会社に
・食品スーパーの原信とナルスが提携新会社を
・家電販売の北越ケーズがギガスケーズデンキの子会社に
等など。
利用していた近くの店が、M&Aの嵐の中で次々と姿を変えて行く。
街はボーナス景気に沸くが、暖冬少雪の影響がでている。
日本百貨店協会が発表した11月の売上高は、6873億で前年比0.2%減、
暖冬の影響で冬物衣料の低迷が響いていると。
各地のスキー場は、雪不足でキャンセルが相次ぎ人影も少なく、スキー場がオープン
しないと街の活性化はないと。
最後は、神頼み。
新潟県津南町秋成のニュー・グリーンピア津南では26日、「雪ごい」神事が行われ
「もう一降りの雪を」と祈った。
まもなく2007年。
「2007年問題」「団塊の世代」「大量定年退職者」と様々な問題が渦巻く。
団塊の世代すべての人に、再就職と第二の人生設計そして老後問題が待っている。
猪のように猪突猛進で働きバチ人生を送った団塊の世代の人たち、アクセルを離し
少しブレーキを掛けて己の人生を見つめては。
孫と遊ぶ (イラストを模写)