雪なし冬の影響でイベントは

kanazu362007-02-18

異常気象か、記録的な暖冬の今年の冬。
少雪・雪なしという声が聞かれる。
東京の「降雪なし」は、気象庁に統計が残る1876年(明治9)
以降130年間の観測史上初めて。
新潟市の1月中の「雪なし」も1891年(明治24)に観測が始まって以来初めて。
少雪・雪なしで新潟県下の「雪のイベント」も影響を受けた。
十日町雪まつり(2月17から18日)
 周辺の積雪は約40cmほど。トラック1500台以上で雪を運び雪像を造った。
 高さ18m・幅33mの巨大な雪像ステージは同市と姉妹都市イタリア・コモ市のシンボル
 ドゥオーモ大聖堂。
 17日は、雪像をバックに大空に打ち上げられる花火の光と音に約3万人の人が
 酔いしれた。
南魚沼市雪まつり(2月10から11日)
 雪不足で1991年以来の雪像なし雪まつり
 34団体が出店した「ふるさとふれあい店」には、例年と同じようにカジカ酒や焼き肉を
 楽しむ
 多くの家族連れで賑わった。
 11日は、復興祈願花火「フェニックス南魚沼」が打ち上げられた。
上越高田「あわゆき道中」(2月10日)
 懐かしい「角巻・トンビ」姿で雪国高田の雁木通りを散策する。
 3回目となる今年は、雪がない中での開催となった。
 市民グループ「あわゆき組」が主催する。
 「角巻・トンビ」姿の写真に思わず故郷高田の面影が・・・
・長岡「雪しかまつり」(2月17から18日)
 長岡市ハイブ長岡や千秋が原ふるさとの森で「雪しかまつり」が開かれた。
 少雪・雪なしで規模を縮小しての開催。
 「雪しか」とは、冷蔵庫が普及する以前に雪氷を売っていた「雪しか屋」の屋号に由来する。
 雪があれば、会場は雪の塊をピラミッドのように積み上げた「雪しか」や雪像が広場に
 並ぶ。
 数年前孫と見学、ピラミッドの山からゴムタイヤに乗り滑り降り楽しんだ思い出がある。
・まだ2月中旬なのに少雪・雪なしの影響で胎内スキー場や三川スキー場は、本年は既に
 閉鎖。
暖冬少雪・雪なしといわれても、やはり最後は酒の話題が。
暖冬少雪・雪なしが続く中、妙高市の鮎正宗酒造で2月15・16日の両日、純米吟醸酒
雪中貯蔵するかまくら作りが始まった。
雪なしで隣接する長野県飯山市から約80トンの雪を運んだ。
酒造会社では、例年2m以上の雪があり「毎年、雪の処理に困るのに、今年はまったくない。
こんなことは創業以来、初めて」と。
純米吟醸酒は6月中旬まで雪蔵で眠り、6月末から出荷され店頭に並ぶ。
暖冬少雪・雪なしの影響は、春の農耕作や夏の水不足に影響はないのだろうか。
雪がないね (イラストを模写)