角田山稲島の椿谷を訪れる

kanazu362007-04-27

庭の赤いヤブ椿の花と白い雪椿の花が、きれいだ。
26日の新潟市内は、寒冷前線の通過で
雷を伴う強い雨が降り強風も吹いた。
最大瞬間風速は18.5mと新聞に。
午後雨も上がり青空が見えたので角田山稲島の椿谷を訪れ椿を見て来た。
角田山稲島コースの駐車場からは約10分で椿谷に着く。
椿谷の降り口には案内板が出ている。
「天然記念物稲島の椿谷自然林」
角田山は標高200m付近から平野にかけて常緑広葉樹林域(ヤブツバキクラス域)
に属し、山腹から稜線部にかけて落葉広葉樹林域(ブナクラス域)に属すると
考えられている。
ここ椿谷は、標高200mの地点に位置し、登山道の北川にある谷間の急斜面に
常緑広葉樹林自然林が成立している。
樹高20mに達する大ケヤキが主体をなしているが、亜高木層はヤブツバキのみである。
この椿谷の谷底には不動滝と呼ばれる小さな滝があり、その下には不動堂がある。
幕末安政5年、コロリ病(コレラ)が流行した際、巻文珠院正徳寺別当がここに護摩を焚き、
加持祈祷したと伝えられる。(巻町教育委員会
巻町に住む知人は、椿谷は小学校の頃の遠足コースで広場で遊んだ思い出があると。
椿の大木を左に見ながら、急な坂道を小枝につかまり足元に注意しながら谷底に下りた。
椿の大木の下には、赤いヤブツバキの花が花の形を留めたまま無数に落ちている。
雨上がりで不動滝の水音も高い。
高さは3m位か。
滝の下に不動堂が祀られ花が生けられている。
誰が供えたのだろうか。
お堂の前には、椿谷園地と書かれた看板があり広場になっている。
谷底の園地は、ケヤキの大木やヤブツバキの大木に覆われ薄暗く気味が悪い。
蛙が鳴き、鳥が鳴く。
谷川の水辺には、ニリンソウの白い花が一面に咲く。
椿谷から角田山へは、約1時間で登れるが今日は登らない。
谷を登り登山道へは戻らず、谷川沿いの雑木林の中を歩き稲島薬師堂裏手に出た。
神社に参拝岐路に。
帰り道、集落の雑木林の中に黄色い花を見つけた。
ヤマブキの花だった。
稲島の椿谷は (イラストを模写)