自転車で粟島を走る

kanazu362007-05-03

昨5月2日は粟島の島開き。
あいにくの雨模様と新聞に。
昔の記憶が甦り日記を開いた。
12年前、粟島を自転車で一周している。
平成6年(1994)5月21日から22日の1泊2日。
・5月21日(土・晴)
 7:00新潟出発9:30岩船港到着。
 10:00の高速船で粟島へ55分で粟島内浦港到着。
 民宿の女将が小旗を持ち出迎え。
 宿に荷物を預け粟島浦村役場で自転車をレンタルする。
 11:00マップを受け取り島内一周に出発。
 坂道を自転車を押し進む。坂道を下りて来る若い女性3人に出会う。
 旗崎の海岸まで行ってきた帰りだと。
 旗崎を過ぎ島の北端、島崎に到着。
 眼下に日本海が、遠くに本土岩船港の町並みが眺望できる。
 平地が続き畑もある。マップには牧平と書かれている。
 かって野生馬が生息していた。
 義経が奥州へ落ち延びる途中、解き放した愛馬が泳ぎ渡ったという伝説が語り
 継がれている。
 木陰で休息昼食。
 八ッ鉢鼻を過ぎ仏崎の展望台に登り眼下の日本海を望む。右に鳥海山、左に佐渡
 内浦と釜谷を結ぶ主要道の丁字路に出た。
 右の坂道を下れば釜谷港へ、左の山道を登らば内浦港へ。
 左の内浦港を目指す。
 粟島灯台の案内板がある。自転車を降り山道を登り灯台へ
 坂道を下ればもう内浦港だ。
 16:00内浦港に到着。
 村内を散策。観音寺境内の板碑を見る。
 マップには、梵字(ぼんじ)など刻まれた板状の石塔婆142基があると。
 浜に出て、海岸線を矢ケ鼻方向に歩く。途中で引き返す
 宿に17:00到着。
 夕食後、内浦の街を散策。人影無し。
・5月22日(日・晴)
 朝食は、粟島名物「わっぱ煮」。
 9時出港の島内一周の遊覧船に乗る予定であったが乗客が少なく本日の出港は中止。
 12時のフェリーで岩船港へ。90分で到着。
粟島の話題を新聞で見つけた。
4月25日の地方紙新潟日報に、「粟島に初の信号機設置へ」と大見出しが。
新潟県内の市町村で唯一信号機のなかった粟島浦村に2007年度中にも初めて信号機が
設置されることになった。
粟島の周囲は23キロ、人口は約370人。議員は8人。
新潟県警察によると、同村は過去35年間、死亡事故はなく、島外からの車両も入らない
ことから信号機は設置されていなかった。
子どもたちは、テレビや本で信号機を見るが、実物の信号機は、本土に渡って初めて見る。
教育的配慮から信号機が欲しいという村内の声を受けて、県が設置を決めた。
信号機はボタン式のものを小学校の近くに設置する予定だ。
子どもたちやお年寄りが初めて設置される信号機を見てどんな感動と感激を。
小さな村にまた一つ新名所ができる。
自転車で (イラストを模写)