団塊世代の人たちに勇気と希望を

kanazu362007-06-14

団塊世代の人たちに勇気と希望を与えたパイレーツの
桑田真澄投手(39)。
昨年秋巨人を退団し、メジャーリーガーに挑戦した。
怪我と年の試練に耐え見事39歳2カ月で大リーグの
マウンドに立った。
初登板となった対戦相手は、ニューヨークヤンキース
元巨人の同僚だったヤンキース松井秀樹外野手との夢の対決も実現した。
10日のヤンキース戦、6:8とリードされた5回から登板した。
5回は7番からの打者3人を3者凡退に抑える堂々のデビュー。
6回は2死から四球を与え、アレックス・ロドリゲス選手にホームランを打たれ2失点。
注目の松井外野手との対決は、1ストライクから4球続けてボールを与え四球。
次打者をショートフライに打ち取り2回を1安打2失点。
巨人退団から大リーグ初登板までの道のりに、団塊世代の人たちに勇気と希望を与える
数々のドラマがあった。
2006年11月23日巨人を退団
2006年12月20日パイレーツとマイナー契約で招待選手としてキャンプに参加
200年3月下旬のオープン戦で主審と衝突し右足首を捻挫
約2カ月のリハビリ後、3Aのインディアナポリスに合流、8日までの3試合に救援登板し、
無失点と好投
9日3Aから大リーグパイレーツに昇格
10日ヤンキース戦に初登板
勝負の世界は厳しい。
桑田投手が脚光を浴びる中、表舞台から消えようとする選手がいる。
ブルージェイズ大家友和投手(31)とデビルレイズ森慎二投手(32)だ。
大家投手は戦力外通告、森投手は解雇通告。
2選手が試練に耐え大リーグで再び活躍することを期待する。
桑田投手が大リーグにデビューした日、出場選手登録を自ら抹消した選手がいる。
ヤクルトの古田敦也兼任監督(41)だ。
気の早いメディアは、現役引退監督専念かと。
古田捕手の現役続行は、団塊世代に勇気と希望を与る灯し火では。
新聞の「ザ・野球人」を愛読する。
野球人として陰で野球を支える人たちが登場する。
・中日・辻初彦2軍監督(48)
 中日の2軍監督として2軍球場で選手を厳しく鍛える。
 落合博満監督の「目先の勝利より、一人でも二人でもいいから1軍に上げてくれ」の
 期待に応えようと、華やかな1軍から離れ人影の無い2軍球場で泥にまみれる若者と
 夢を追う。
阪神・横川雄介ブルペン捕手(22)
 東京・日野高校から2003年ドラフト8位で巨人に入団。
 都立高校生のプロ入りは極めて異例で「都立の星」と騒がれた。
 強肩が売り物だったが、怪我に悩み怪我に泣く。
 1軍の出場もなく、2006年10月戦力外通告
 選手をあきらめたが「ザ・野球人」の意地がある。
 「裏方でもプロに携わりたかった」とブルペン捕手の道を選んだ。
 「今はまだまだ。早くお前に捕ってほしいといわれるように、技術を極限まで上げたい」と。
 若い裏方は「ザ・野球人の職人気質」で今日も1軍選手のボールを捕る。
選手一人ひとりの生きざまが、団塊世代の人たちに勇気と希望を与える。
報道陣に囲まれて (写真を模写)