集合がハンテンボクの木解散はトウグミの木

kanazu362007-06-17

6月16日、新潟県自然観察指導員の会主催の
「新潟寺尾中央公園植物観察会」に夫婦で参加した。
集合場所は、寺尾中央公園正面のハンテンボクの木の前。
22人が参加した。
9時30分指導員の会スタッフ3人の案内で園内の観察へ。
観察は、集合場所の目印となったハンテンボクの木から始まった。
葉が、祭りに着るハンテンに似ていることから日本ではハンテンボクと呼ばれる。
アメリカではチューリップツリー。
12時までの約2時間30分で、今日も多くの草花木を観察した。
・ザクロ オレンジ色の花がきれいだ。
・サクラ 小粒の小さなサクランボが、枝いっぱいにたわわに実る。
      ムクドリがおいしそうにサクランボをついばむ。
・クワの木 赤い実と白い実が枝いっぱいに。
        白い実は、虫の被害を受け変色したもの。
ネムの木 葉に触れると葉がゆっくりと閉じ眠る。
ケヤキ 一本の木に2種類の葉が茂る。 
      長枝には大きな葉が、短枝には小さな葉が。
      長枝の大きな葉は、木の成長を助け、短枝の小さな葉は、実をつけ種が風に舞い
      遠くに運ばされ子孫を残す。
・ナンキンハゼの木 コゲラ(キツツキを小さくした鳥)がナンキンハゼの木に止まり
              小枝をつつく。
              人馴れしているのか、近寄っても逃げない。
              「かわいい」の声が。
・チャンチンの木 中国か来た珍しい木。
            腐ることが無いといわれる貴重な木。
・ペンペン草(ナヅナ)とマメグンバイナズナ
 ナズナの名前の由来は、
 ・夏になると枯れることから「夏無(たつない)」
 ・撫でたいほどかわいい花の意味から「撫菜(なでな)」
 ナヅナは春の七草の一つ。
 ・ペンペン草(ナヅナ)
  実が三味線のバチに似ていることから「ペンペン草」。
 ・マメグンバイナズナ
  実が相撲の行司が持つ軍配に似ていることから「グンバイナズナ」。
ペンペン草(ナヅナ)は、荒廃した場所でも育つことから、俗語に
「ぺんぺん草も生えない」や「ぺんぺん草が生える」という言葉がある。 
「ぺんぺん草も生えない」は、
荒廃した場所でも育つナズナでさえも生育しない様子から転じて、何も残っていない
状態を言う。
一切合財が残らない状態を揶揄した表現で「○○が通った後は、ぺんぺん草も生えない」の
ように用いる。
「ぺんぺん草が生える」は、
ナズナが荒廃した土壌であっても生育することから、荒れ果てた様子を指す。
12時、解散場所である駐車場脇のトウグミの木の前に来た。
トウグミの大木は、今が盛りと赤いグミの実がたわわに。
一粒採り口の入れた。
甘さと渋さが口の中に残る。
幼い頃、里山でグミをつんだ思い出が甦る。
「次回の観察会は、7月21日松浜の池(新潟市松浜)です」
と伝えられ解散した。
あの木は (イラストを模写)