美を求め一日町を歩き心を癒す

kanazu362007-07-11

地方紙新潟日報連載の「恋雪譜・良寛と貞心尼」が、
2007年6月25日に完った。
作者は工藤美代子さんで357回の長編連載小説。
前半の挿入写真は、写真家小林新一さんが、
後半の挿絵は、画家柴田長俊さんが担当した。
「恋雪譜・良寛と貞心尼」の連載挿絵原画展が開催されていると聞き、
9日美を求め町を歩いた。
・柴田長俊展(新潟伊勢丹
 会場には、「恋雪譜・良寛と貞心尼」の挿絵原画98点と書き下した2点の
 計100点が展示されている。
 画家柴田長俊さんは、故郷高田の出身であり親しみを覚える。
 今日が最終日とあって本人も会場に姿を見せていた。
 会話を交わした。
 「私も高田の生まれですが先生は」「高田の東本町で武蔵野酒造の近くです」
 「中学は付属ですか」「城北です」・・・。
 作者の解説を聞きながらすばらしい挿絵原画100点を鑑賞した。
 係りの人は、100枚の原画が一同に見られるのはこの会場だけです。
 原画は、1枚283500円で即売されていた。
 売れた原画は、次の会場に飾られないからと。
 本人のサイン入「良寛の風景百景」が販売されていた。
 記念に購入した。
 本を開くとサインがある。
 2004年に発表した「良寛の風景十景」と「挿絵原画百景」の
 110作品とエッセイなどで綴られている。
・若槻菊枝展(新潟絵屋)
 新潟の下町、大川前通10番町に新潟絵屋がある。
 新潟市並木町にあった旧米問屋を改築し6月16日にオープンした。
 オープン記念展では、ドイツ人画家アンティ・グメルス(新潟市西蒲区在住)
 さんの個展が開かれた。
 訪れた9日は、東京都内でバーを経営する傍ら水俣病支援に取り組んできた、
 新潟市(旧大形村)出身の「太陽がいっぱい若槻菊枝展」が開催されていた。
 テレビのインタビューで作者は「私は赤が大好き。だから今日も赤一色の
 服装です」。
 展示されている17作品は、どの作品も赤い色で表現されている。
 作品「烏賊(イカ)」は、キャンバスの上に直接烏賊を載せ描いたという。
 狭い画廊は「赤の世界だ」。
・「佐渡世界遺産に」ポスター展(住友信託銀行新潟支店)
 「佐渡世界遺産に」と題した水彩ポスターが開催されている。
 金山の堀り跡である道遊の割戸と周辺の景色を描いた「金山麗風」や
 佐渡金山の歴史をつづった絵巻など約10点が、ロビーと店外の
 ショーウインドウに飾られている。
 ロビーで「佐渡世界遺産に」という本が、販売されている。
・萌友会水彩画展(東北電力グリーンプラザ)
 萌友会の会員が描いた水彩画が二階通路の壁に飾られている。
 8人の会員が、趣味で絵を描き年に1回作品を発表する。
美を求め一日町を歩き心を癒した。
あの挿絵は (イラストを模写)