子ども時代に逆戻りメダカの学校に一日入学

kanazu362007-07-31

各県で夏の甲子園大会の出場校が次々と決まる。
注目の大阪桐蔭は、大阪大会の決勝で金光大阪
3:4と破れ怪物中田翔選手は、高校通算87本の
ホームラン記録を残し最後の夏が終わった。
新潟大会は、新潟明訓:長岡工、日本文理五泉
4校が甲子園を目指す。
7月28日新潟市佐潟で開催の「メダカの学校」に一日入学した。
日時 7月28日(土)午前9時から午後0時30分
場所 新潟市佐潟
内容 ・メダカやザリガニや水生昆虫などを捕まえて観察
    ・フウセン虫の浮上の実験
    など
主催 にいがた市民環境会議・佐潟環境ネットワーク
メダカの学校の参加者は約35人(子ども約10人、大人約10人、
スタッフ10人、新潟大学生5人)が参加した。
子どもたちは、主催者が準備した網を持ち午前9時に佐潟水鳥湿地センターを
出発した。
湖面散策道路を自然生態観察園まで歩いた。
観察園では、思い思いに池に網を入れメダカやザリガニや水生昆虫を
捕まえた。
「ザリガニ捕まえたよ」「オタマジャクシも捕まえたよ」「エビもいたよ」と
あちこちから元気な声がする。
メダカはなかなか捕まらない。
水生昆虫ではなく、昆虫探しに夢中な子もいる。
「カブトムシいないかな」
「カミキリムシ見つけたよ」
「おじさん捕まえて」と
右手を伸ばしカミキリムシを捕まえた。
「おじさん怖くないの」
「大丈夫」
カミキリムシを囲み楽しい会話が続く。
子どものころ、田舎の田圃には沢山のメダカがいた。
メダカなどは、誰も興味を示さず捕まえる者もいなかった。
今の子は、カブトムシやクワガタやカミキリムシに興味を持つ。
最後は、池の周りで新潟大学酒泉満教授から「メダカの履歴」と題して
メダカの生態について説明があった。
・5月にふ化 ・10月に成魚 ・翌年5月産卵 ・産卵後寿命を終える
・メダカの一生は、5月から翌年5月までの1年間
今捕まえたメダカは昨年5月に生まれたメダカです。
フウセン虫の浮上の実験が面白かった。
ビンの中にフウセン虫と1センチ角の紙切れを数枚入れる。
フウセン虫は紙切れをつかみ浮上する。
紙切れを離すと紙はゆっくりとビンの底に落ちていく。
紙が浮上し紙が落ちていく様子に子どもたちは、「すごい」と歓声を上げる。
実験が終わると、捕まえたザリガニ以外はすべて池に放した。
ザリガニは、子どもたちへのお土産である。
養殖のヒメダカが、袋に入れられ子どもたち全員に土産として配られた。
メダカの学校は、懐かしい子ども時代に逆戻りさせてくれた。
楽しいメダカの学校の一日入学は終わった。
ザリガニ捕まえた (イラストを模写)