土用の丑の日と養殖うなぎ

kanazu362007-07-30

参議院選挙も終わった。
今日30日は、土用の丑の日である。
うなぎを食べる人が多く、スーパーの店頭には
沢山のうなぎの蒲焼が並ぶ。
・うなぎ蒲焼 ・うなぎ長焼 うなぎの蒲焼串 うなぎ太巻・ 
炭火手焼きうな重等など。
土用とは、五行思想に基づく季節の分類の一つで各季節の終わりの
18日間のこと。
春の土用・夏の土用・秋の土用・冬の土用があり、一般には夏の土用を
指すことが多い。
夏の土用の丑の日に鰻を食べる習慣がある。
土用の丑の日に鰻を食べる由来をインターネットで調べた。
諸説がある。
江戸時代、商売がうまく行かない鰻屋が平賀源内に相談した。
源内は、「丑の日に『う』の字の付く物を食べると夏負けしない」という
民間伝承からヒントを得て「本日丑の日」と書いて店先に張ることを始めた。
すると鰻屋は大繁盛した。
他の鰻屋もこれを真似した。
このことが土用の丑の日に鰻を食べる習慣に定着した。
土用の丑の日が来ると糸魚川の単身赴任時代を思い出す。
糸魚川には昭和59年(1984)から4年間単身赴任した。
糸魚川市青海町電気化学工業(通称デンカ)の企業城下町といわれた。 
地元の人たちは親しみを込め「青海(おうみ)デンカ」と呼ぶ。
デンカは、姫川を利用した自家水力発電所を持ち化学薬品等を製造する。
赴任したころは、余熱を利用して「養殖うなぎ事業」を行っていた。
土用の丑の日、養殖の青海産デンカウナギが、「デンカうなぎ」の名で
蒲焼などに加工されスーパーの店頭並ぶ。
土用の丑の日は、私も「デンカうなぎ」の蒲焼を買って食べた。  
ウナギをめぐる事情が厳しさを増している。
稚魚の乱獲が続き稚魚が激減しやことから、稚魚の漁獲規制が始まった。
米国では、中国産のウナギから抗菌剤が見つかったとして輸入停止措置が
とられた。
日本国内でも中国産ウナギの安全性が問題になっている。
スーパーの食品売り場をのぞいた。
消費者のウナギ離れを防ごうと「安全・安心」をPRしている。
売り場には、国産ウナギの蒲焼の横に中国産ウナギの蒲焼もパックに
入れられ売られている。
残念ながら「デンカうなぎ」と名入りの蒲焼を見つけることはできなかった。
今日は土用の丑の日、思い出のうなぎの蒲焼が食卓を飾るだろうか。
うなぎの蒲焼 (イラストを模写)