新潟中越沖地震で被災した寺院の墓  参り

kanazu362007-08-14

私のお墓の前で泣かないでください・・・と
秋川雅史が歌いだす「千の風になって」の
レコードの売る上げが100万枚を超えたという。
昨13日、新潟中越沖地震で被災生活者の
仮設住宅への入居が始まった。
地震で柏崎中心部の神社と仏閣は、甚大な被害を受けた。
新聞によれば、柏崎中心部にある神社・仏閣43のうち本堂や本殿に
「危険」の赤紙が張られたのは25、「要注意」の黄紙が張られたのは3、
「使用可能」の緑紙が張られたのは15。
危険判定の神社・仏閣は6割。
「危険」「要注意」の寺院は、妙行寺・聞光寺・西永寺・香積寺など。
神社は、八坂神社・柏崎神社・番神諏訪神社など。
妻の生家の菩提樹光円寺では、墓200基のうち約70基が倒れた。
実家から電話があった。
「重機を使い墓石の修復が終わったので今年の墓参りはできる」と。
9日、墓参りで地震後初めて市内中心部に入った。
復旧工事中は進んでいるが、市内の所々で交通止めとなっている。
裏道を通りを走りやっと光円寺に着いた。
参道入り口に重機が止められ、墓石の修復作業中で駐車場へは
入れない。
地震のためお花のお供えはご遠慮下さい」と看板に書かれている。
ロウソクと線香だけを供えお参りした。
お盆を迎え東本町の被災地のえんま通りでは、墓や仏壇に供える花や
野菜を売る恒例の「花市」が、11日開催された。
柏崎えんま市で賑わう「閻魔堂」の建物も倒壊した。
柏崎東本町の通称「えんま通り商店街」のアーケードの取り壊し工事が
始まっている。
まもなく商店街から市民に親しまれたアーケードなくなる。
地震で被災したえんま通りの花屋「花ふぶき」では、10日から3日間限定で店を
開け常連客に盆花を売るのがせめてもの慰めだ。
来年6月の「柏崎えんま市」はどうなるのだろうか。
柏崎中心部の一日も早い復旧と日本人の心のよりどころの神社と仏閣の再興を
願う。
花市の賑わい (イラストを模写)