平成の甲越甲子園合戦は新潟明訓が  勝利ベスト16へ

kanazu362007-08-16

大河ドラマ風林火山」で沸く、甲府と越後。
戦国武将甲斐の信玄・越後の謙信が激突した
川中島の合戦」は、雌雄が決しなかった。
大河ドラマ風林火山」の川中島合戦を前に、
甲子園では、甲府商業と新潟明訓の甲越甲子園合戦の激戦が繰り広げられた。
甲府商業は、1回戦で打線が18安打と爆発、境(鳥取)を14:1と大差で
破り2回戦へ駒を進めた。
新潟明訓は、1回戦で永井投手が花巻東(岩手)から14奪三振と好投、
1:0と完封し2回戦へ駒を進めた。
15日午後4時20分新潟明訓甲府商業の2回戦が始まった。
延長12回表、甲府商業の遊撃手が一塁に悪送球する間に三塁走者が生還し、
幸運な1点が入り新潟明訓が2:1と勝利し、中越高校以来13年ぶりの
3回戦(ベスト16)へ進出した。
・投手
 ・新潟明訓 関知成(3回、13打者・2安打・2三振・1失点・自責点1)
         竹田大将(1回3分の1、5打者・1安打・3三振・無失点)
         永井剛(7回3分の2、27打者・2安打・11三振・無失点)
甲府商業 米田易弘(12回、48打者・12安打・7三振・2失点・自責点1)
戦国武将毛利元就の「三本の矢」の訓え通り、新潟明訓三本(関・竹田・永井)の
矢は、甲府商一本(米田)の矢より強かった。
・得点経過  
甲府商業1回裏 安打と犠打と四死球で2死満塁のチャンスに市川がセンター
 前にヒットし1点を先制、2点目を狙った二塁ランナーはセンターからの好返球で
 ホームでタッチアウト
新潟明訓4回表 1死から3番長橋和輝がレフトに同点ホームランで1:1 
・12回表裏の攻撃と明と暗
 ・12回表 新潟明訓 1点 
  2死走者なしから攻守に明暗が
  9番永井がセンター前にヒット、1番斉藤智芳がセカンド強襲安打で
  2死三・二塁、2番岩城惇のショウトゴロでチェンジと思われた瞬間明暗が、
  明が新潟明訓に、遊撃手からの送球がワンバンドの悪送球となり一塁セーフ
  三塁走者が生還し2:1と勝ち越す
  (暗が甲府商業に、遊撃手の悪送球で一塁セーフの間に三塁走者の生還を許す)
  3番長橋和輝はライトフライでチェンジ
 ・12回裏 甲府商業 0点
  7番がサードファールフライ、8番米田が見逃し三振、9番が一塁ゴロで
  スリーアウト、試合終了2:1で新潟明訓の勝ち
平成の甲越甲子園合戦は、新潟明訓甲府商業に2:1と勝利し新潟県勢として
中越高校以来13年ぶりにベスト16へ進出した。
甲子園出場を目指す新潟県大会は、私学新潟市2強の西南戦争の激突が続く。
私学新潟市西軍は日本文理高校
私学新潟市南軍は新潟明訓高校。
昨年は、西の日本文理新潟明訓に9:0と勝ち甲子園へ。
今年は、南の新潟明訓日本文理に12:3と勝ち甲子園へ。
2年前の春センバツでは、日本文理がベスト8まで進出し新潟旋風を巻き起こした。
今年の新潟明訓は、どこまで勝ち進むだろうか。
永井投手の甲子園無失点記録(16回3分の2)は、どこまで伸びるのか。
新潟県中越沖地震で大きな被害を受けた新潟県
地震被災地の人たちに勇気与える新潟明訓旋風が、いつまで甲子園に吹き荒れるか。

悪送球だ勝ち越しだ (写真を模写)