人気低迷が続く大相撲九州場所終わる

kanazu362007-11-26

一年納めの大相撲九州場所千秋楽、横綱白鵬
大関琴光喜に下手投げで敗れた。
3敗で追う大関千代大海が怪我で休場したため横綱白鵬が、
2連覇5度目の優勝を飾った。
優勝を争う力士の不戦敗で取り組み前に優勝が決まったのは、不戦勝制度が確立された
1928年以降では初めてのこと。
2007年の大相撲界は「力士急死問題」「横綱朝青龍騒動」等で揺れた。
フアン離れで人気低迷が続く大相撲界、人気回復は夢のまた夢か。
九州場所の見所を検証した。
・「力士急死問題」「横綱朝青龍騒動」等で客の入りは(定員9348人)
 横綱白鵬大関千代大海の2敗同士が対戦した14日目の11月24日、今場所初の
 満員御礼の垂れ幕が掲げられた。
 観客数は、初日5220人(2006年5450人・2005年5232人)・
 2日目4074人・4日目3971人・5日目3734人・7日目6849人・
 8日目6324人・14日目7627人。
 優勝がかかる千秋楽の横綱白鵬大関千代大海の好取組2番にフアンが期待。
 大関千代大海の怪我休場で取り組み前に優勝が自動的に決まり興味も半減・・・
・東正横綱白鵬の連続優勝なるか
 初日琴奨菊、八日安馬、千秋楽大関琴光喜に敗れ3敗を帰したが大関千代大海の怪我
 休場で優勝が転げ込み2連覇5度目の優勝。
・11度目のかど番大関魁皇の勝ち越しは
 14日目に大関琴光喜を下手投げで破り勝ち越し11度目のかど番を脱し、
 現役続行を表明した。
・胆石が発覚した大関2場所見の琴光喜の復調は
 終盤に息切れ、12日目から3連敗、千秋楽に横綱白鵬を破り10勝5敗。 
 力強い相撲で横綱白鵬を投げ飛ばしたことから綱とりの期待も・・・
・場所前に古傷の右ひざを痛めた大関琴欧洲は活躍できるか
 初日に雅山を破り好白星スタート切ったが、4日目からの3連敗で7日目から休場。
 大関昇進時の勢いが影を潜めた大関琴欧洲、初のかど番で迎える来年1月の初場所
 勝負の場所となる。
・新制時津風部屋の力士の活躍は
 関取三人の成績は、西前頭3枚目時天空9勝6敗、東前頭4枚目豊ノ島9勝6敗
 東十両4枚目霜鳳10勝5敗と好成績を残した。
・新入幕で11勝と大活躍し敢闘賞を受賞した豪栄道の活躍は
 2日目から6連勝と先場所の勢いが続いていたが、その後は連敗が続き14日目で
 ようやく勝ち越しを決め、来年1月の初場所では前頭上位への躍進が期待される。
 入幕3場所目で初の三役を目指す。
・怪我で泣く把瑠都は幕内で勝ち越すか
 12日目まで2敗と優勝戦線のトップに走る大活躍。
 終盤は大関千代大海・小結安馬に敗れたが敢闘賞を受賞、11勝4敗は準優勝。
 来年は、三役と優勝が期待される年に・・・
・番付の不運に泣く豊真将は三度目の正直で役力士に昇進できるか
 先場所までの勢いが急失速、相撲に粘りが見られず3勝12敗と大きく負け越した。
 来年1月の初場所は、幕内下位から上位に再挑戦。
・ロシア出身の期待の新幕内若ノ鵬間垣部屋・19歳)が新入幕三賞を獲得するか
 三賞の獲得は成らなかったが、新入幕で9勝6敗と勝ち越し来場所以降に期待が・・・
・郷土力士東十両4枚目の霜鳳は大勝ちし幕内へ復帰できるか
 千秋楽に勝ち東十両4枚目で10勝5敗と勝ち星数を2けたに乗せた。
 東十両4枚目での2けたに白星で、来年1月の初場所の入幕は確実か・・・
新十両市原(木瀬部屋・2006年アマチュア横綱・23歳)の活躍は
 新十両で13勝2敗の好成績を挙げ境沢と優勝決定戦を行なった。
 優勝決定戦で境沢に送り出しで破れ新十両・初優勝は成らなかった。
・幕下4枚目下田(追手風部屋・2005年学生横綱・23歳)の新十両昇進なるか
 幕下東4枚目に番付を上げた下田、今場所も1勝6敗と大きく負け越し幕下上位の壁を
 今場所も破れず、十両昇進は2008年に持ち越し。
横綱朝青龍騒動と再来日
 横綱朝青龍の2場所出場停止と九州場所千秋楽までの謹慎処分が25日で解除された。
 横綱朝青龍の再来日は11月30日。
 予定では、横綱審議委員に謝罪、その後記者会見。
 12月2日の大分県で始まる冬巡業から復帰する予定。
 来年1月の初場所で再起をかける。
 相撲ファンは、初場所千秋楽横綱白鵬横綱朝青龍の対決を今から期待する。
東西横綱の激突で人気低迷の大相撲界に「相撲ブーム」を呼び戻すことができるか。
注目の初場所番付発表は12月20日、初日は1月13日。

勝ちと負け明暗 (写真を模写)