世の中は数字の多少に一喜一憂
世の中人は、数字の多少に一喜一憂する。
最近の話題から数字の多少の一喜一憂を拾った。
・NHK紅白歌合戦の視聴率
昨年大晦日に行なわれた「第58回NHK紅白歌合戦」
の平均視聴率が発表された。
関東地区は第一部が32.8%(関西地区33.2%)、午前9時30分からの
第二部は関東地区が39.5%(関西地区39.5%)。
過去最高は、1963年の関東地区が81.4%・関西地区が81.5%。
過去最低は、関東地区が2004年の39.3%・関西地区が2006年の37.6%。
・2008年大河ドラマ「篤姫」の視聴率
1月6日放送の大河ドラマ「篤姫」の初回視聴率は、関東地区が20.30%、
関西地区が19.8%。
昨年の「風林火山」の初回視聴率は、関東地区が21.0%、関西地区が19.8%。
・福田内閣支持率
共同通信社は新テロ対策特別措置法の成立を受け、11・12両日世論調査を実施した。
福田内閣支持率は41.4%と昨年12月中旬に比べ6.1ポイント上昇した。
・米国ニューハンプシャー州民主党予備選挙
劣勢が伝えられていたヒラリー・クリントン上院議員が投票前日の集会で「泣いた」と
伝えられ39%を獲得、37%のオバマ上院議員に逆連勝利した。
・初詣正月3が日の人出(全国)
明治神宮(東京)317万人(前年比6万増)・成田山新勝寺(千葉県)298万人
(前年比9万増)・川崎大師(神奈川県)296万人(前年比9万増)
・初詣正月3が日の人出(新潟県)
弥彦神社(弥彦村)23万8000人(前年比2万7000減)
白山神社(新潟市)15万8000人(前年比8000減)
護国神社(新潟市)15万8000人(前年比2万3000増)
護国神社が白山神社と肩を並べた。
・今宮戎(えびす)神社の人出とおさい銭
1月9日から3日間の参拝客は、平年より少ない99万9000人、おさい銭は
4700万円程度とほぼ平年並み。
・年賀状の総発行枚数と差し出し枚数
年賀状の総発行枚数は40億2100万枚と4年ぶりに増えたが、昨年12月15日
から1月6日までの差し出し枚数は28億8300万枚で(前年比4.1%)減)。
元旦に配達したのは20億3300万枚で前年比6.6%増と8年ぶりにプラスに
なった。
・日商簿記検定試験1級合格
2007年度の日商簿記1級受験者は全国で2万9258人。
1級検定は、商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の筆記試験四科目が行なわれ、
合格率は11.6%だった。
この難関に新潟商業3年の大石茉緒(17)さんが合格した。
現役高校生の合格は、新潟県では3人目の快挙。
・12の春の中高一貫高受検倍率
1月12日新潟県立の中高一貫高7校で一斉に選考検査が行なわれた。
募集定員計560人に対し816人が難関挑戦に、受検倍率は1.45倍。
・年末ジャンボ宝くじの当選者
昨年12月31日に抽選が行なわれた「年末ジャンボ宝くじ」の新潟県内の高額当選者
が発表された。
2等(一億円)が新潟市内や長岡市内などから5本、4等(100万円)が20本出たが、
1等(二億円)の当選はなかった。
・大相撲満員御礼と懸賞
2場所出場停止処分が解け復帰した横綱朝青龍の初場所を見ようと両国国技館は
初日から満員御礼が出た。
当日券350枚は午前9時10分には売り切れ、約100人がキャンセル待ちの盛況。
幕内取組に懸けられた懸賞も、記録に残る2003年以降の初日では最多の119本。
横綱白鵬戦に20本、横綱朝青龍戦に19本が懸けられた。
宗教学者の山折哲雄さんは、「成長率信仰は捨てるとき」の中で、「武士の一分」や
「一寸の虫にも5分の魂」という語感のリズムにわが身をのせていると、自然に念頭に
浮かんでくるのが「腹八分」という、郷愁をさそうような、なつかしい言葉遣いである。
腹いっぱい食うな、と昔かたぎの親たちがよくいっていたものだ。
かならずしも飲食のことにかぎらない。
何事もほどほどしておけという天の声だった。と「腹八分」の思想を語っている。
とは言え世の中の凡人は、やはり数字の多少で一喜一憂する。
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