江戸職人技くらべと雪だるま

kanazu362008-01-25

新潟三越で「江戸職人技くらべ」展が開催されている。
小雪が舞う大寒の21日信濃川やすらぎ堤を歩き
「江戸職人技くらべ」展を見た。
・「江戸職人技くらべ」展
 会場に入ると掲示板に「江戸職人技くらべ」、
 “下町の歴史の中に育まれてきた伝統技能を今に伝える様々な職人さんがいます。
 鍛え抜かれた技と選び抜かれた材料が織りなす江戸職人の世界”
 と書かれている。
 会場には、東京から来た20人の職人が、伝統的なものづくりの技を実演で披露する。
・桶栄(オヒツやまな板が並ぶ)・ブラシ(いろいろなブラシが並ぶ)・江戸独楽(コマ)
 (なつかしいコマもある)・版画(浮世絵版画が)・江戸指物・江戸ししゆう・
 組ひも・江戸すだれ・江戸袋物・江戸べっ甲・江戸金鈑工房・つまみかんざし・
 錫工芸などなど。
 桶屋の子に生まれた私は、桶を作る職人の姿と父の姿がダブリカンナで板を削る
 実演に懐かしさが甦った。
・雪だるま
 寒い日が続く。
 新潟市信濃川やすらぎ堤も雪が積もった。
 小雪が舞う大寒の21日信濃川やすらぎ堤を歩いた。
 昨日の日曜日に作ったのだろうか、河原のあちこちに大小様々な雪だるまがある。
 その数は10個以上。
 頭が大きすぎ重くて積み上げられなかった未完成のまま横たわる頭と胴。
 小さくてかわいらしい雪だるまもある。
 どの雪だるまにも目・鼻・口が無い。
 子どものころ作った雪だるまは、炭で目や鼻や口を付けた。
 老夫婦が「あそこに大きな雪だるまがあるよ」と指を差す。
 ベンチの脇に大きな雪だるまがあった。
 やはり目・鼻・口が無い。
 雪だるまの周りを一回りした。
 目・鼻・口があった。
 二個のみかんで目を、半分に切ったみかんで鼻と口が作られている。
 河原と信濃川と県庁をバックに雪だるまをデジカメに撮った。
 カモが川から上がり羽を休めている。
 人が脇を通るとカモは一斉に飛び立ち川へ。
水の青・雪の白・枯れ芝の薄茶色・みかんの橙色・カモの茶色・雲の灰色が、小雪の舞う
信濃川やすらぎ堤はカラフルな色に映える。
子どもたちの作った雪だるまも江戸職人の技に負けない出来ばえだ。

雪だるま作り (イラストを模写)