マグロと魚

kanazu362008-01-24

23日、東京も2年ぶりに雪が降り都心の屋根も白くなった。
1月16日南極海捕鯨調査を行なっていた
日本の目視採集船「第2勇新丸」に対し、
妨害行為をしたり同船船内に侵入したりしたため
2人を拘束したと新聞に。
魚の話題が紙面を飾る
青空の見える23日、新潟市の新川漁港を訪れミズダコの「釜ゆで」を見た。
新潟県内の北からは村上の鮭が、西からは糸魚川のアンコウの話題が。
・ミズダコの釜ゆで
 新潟の新川漁港が賑わっている。
 朝6時半漁師が10隻の船に乗りタコ漁に出かけ午前9時から9時半には戻る。
 往来橋たもとの作業場(五十嵐二の町)で漁師が、企業秘密だと言いながら五十嵐浜沖で
 水揚げしたミズダコを頭と脚に切り分け沸騰した大釜の中へ。
 蓋を閉め沸騰した湯の中でミズダコを15分前後ゆでる。
 蓋を取ると真っ白な湯気の中から赤紫色に染まったタコが姿を見せる。
 ゆであがったミズダコは軒先に吊るす。
 客は路上でタコのゆであがるのを待つ。
 吊るされたミズダコは、あっという間に売り切れるほどの人気。
 新川漁協の話では、ミズダコ漁は12月から3月までで最盛期は1月から2月。
・築地の初競りでマグロが一本607万円
 1月5日東京築地の中央卸売市場で、マグロの初競りが行なわれ、青森県大間産
 276キロのマグロが一本607万2000円で競り落とされた。
 一本の値段としては5年ぶりの高値で、過去最高は2001年の2千20万円。
・巨大マグロが奉納
 商売繁盛の神様「えべっさん」の全国総本山として親しまれる西宮神社兵庫県西宮市)で
 1月8日、体長2.5m・重さ250キロのマグロが奉納された。
 「招福大マグロ」の奉納は神戸市東部水産物卸売協同組合などが大漁や商売繁盛を願い
 1970年から始めた。
・マグロの養殖と睡眠
 ・養殖
  世界で初めてクロマグロの「完全養殖」に成功した近畿大学水産研究所で成功し
  市場に出荷している。
  最近では、近畿大水産研究所は高知大と水産会社大手「日清丸紅飼料」(東京)と
  共同で、養殖クロマグロの稚魚用に、生き餌と成長度合いが変わらない新たな
  配合飼料を開発した。
  生き餌に頼らない養殖が可能になり、世界のマグロ養殖にとって大きな前進となると。
 ・睡眠
  大分市の活魚流通コンサンタル会社「おさかな企画」では、マグロの頭部に針を刺し
  まひさせ「眠らせ」ことに成功、活魚のまま長距離輸送を可能にした。
・ノリごも作り
 冬場の海岸で採れる岩ノリを干して板海苔に加工するための道具「ノリごも」作りが、
 上越市茶屋ケ原の民家で行なわれている。
 ノリごもは、約30センチ四方の小さな簾(すだれ)。
 ノリを水中で薄く広げ紙すきのように引き上げて乾燥するのに使う。
 簾の材料は、チガヤと呼ばれるカヤで枯れた茎を長さ40センチほどに切りそろえて作る。
・村上「鮭塩引き街道」
 村上伝統の味覚として知られる鮭の塩引きが、村上市庄内町を中心に吊り下げられ、
 「越後村上鮭塩引き街道」と銘打ったイベントが2004年から実施されている。
 期間は12月1日から12月25日まで。 
糸魚川あんこつるし切り実演
 糸魚川市の冬の味覚を代表するアンコウを味わい尽くす「荒波あんこう祭り」が、
 1月20日、JR糸魚川駅前の特設会場で開催された。
 会場では、あんこう汁の販売やかぎにつるされた16キロのあんこのつるし切りの
 実演が行なわれた。
 つるされたあんこの皮はぎに見物人から驚きの声が上がった。
 あんこ祭りは、1月27日には能生で、2月3日には青海でも開催される。
・金魚の初取引き 
 金魚の取扱高日本一を誇る愛知県弥富市の東海鑑賞魚卸売市場で1月16日、今年最初
 の取引が行なわれ、最高は丸々と太ったランチュウが一匹5000円で取引された。
・番外珍客キタオットセイと流氷初日
 ・キタオットセイ
  村上市の柏尾の海岸に1月19日、珍客キタオットセイが姿を見せた。
  新潟市水族館「マリンピア日本海」によると、キタオットセイは主に北太平洋に分布。
  日本では三陸沖などの太平洋で回遊が見られるが、日本海側に姿を現すのは珍しいと。
  キタオットセイは22日、水産省の許可を受け新潟市水族館「マリンピア日本海」に
  保護された。
  鈴木倫明館長は「様子を見て治療などを検討し、自力で生存できると判断できれば
  海に返す」と。
 ・流氷初日
  網走地方気象台は1月19日、北海道網走市沖のオホーツク海で、この冬初めて流氷を
  陸地から肉眼で確認し「流氷初日」となったと発表した。
  20日から流氷砕氷船の冬季運航が始まった。 
日本周辺の海で魚介類のサバ・イワシスケトウダライカカニなどの漁獲量が減少傾向に
あるといわれる。
人類にとって重要なタンパク源だった魚は今後どうなるのか。
魚の養殖技術は更に進むのか・・・。

ミズダコを吊るす (写真を模写)