ベルリン国際映画祭と日本アカデミー賞と映画界

kanazu362008-02-19

今日19日は雨水。
二十四季節の一つで「空から降るものが雪から雨に変わり
雪が溶けはじめるころ」。
昨夜、市川崑監督追悼映画「細雪」が、NHKで放送された。
第58回ベルリン国際映画祭に日本からコンペティション部門に出品した「母べえ」が、
2002年の「千と千尋の神隠し」以来の金熊賞に輝くかと日本中の映画フアンが
期待を寄せた。
17日の発表で残念ながら「母べえ」は表彰されなかった。
・第58回ベルリン国際映画祭
 第58回ベルリン国際映画祭で表彰された日本の作品は、
 ・最優勝アジア映画賞:実録・連合赤軍あさま山荘ねの道程(若松孝二監督)
 ・ザルツゲーバ賞:めがね(荻上直子監督)
 ・最優秀新人作品賞:パーク アンド ラブホテル(熊坂出監督)
 最優秀新人作品賞は2006年に新設された。
 日本作品が主要賞を受賞するのは、2002年の「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)の
 最高賞「金熊賞」以来。
・第31回日本アカデミー賞
 2月15日日本アカデミー賞の授賞式が行なわれた。
 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が「作品賞」「監督賞・松岡錠司
 「主演女優賞・樹木希林」「助演男優賞小林薫」「脚本賞松尾スズキ」の5冠を
 獲得した。
円谷プロダクションの「怪獣倉庫」が閉鎖
 「ウルトラマン」シリーズや「ミラーマン」などを生み出してきた円谷プロダクション
 の旧本社にある通称「怪獣倉庫」が閉鎖され、数々の特撮番組を支えてきた“聖地”は、
 約45年の歴史に幕を下ろした。
 怪獣倉庫には、特撮ヒーローや怪獣の着ぐるみ、ヒーローの乗り物などが所狭しと並ぶ。
・映画監督市川崑さん逝く
 日本映画界の巨匠市川崑さんが2月13日92歳で死去した。
 「東京オリンピック」の公開当時「芸術か記録か」で物議を醸した。
 90歳で「犬神家の一族」を撮影している。
 テレビ各社では、追悼放送が相次ぎ、18日にはNHKで佐久間良子主演の「細雪」が
 放送された。
・京都嵐山美空ひばり館の再オープン
 京都嵐山の美空ひばり館は、2006年に閉館した。
 2月6日、「ひばりプロダクション」社長の加藤和也(36)さんは、2006年に閉館した
 美空ひばり館を全面改装して4月26日に新施設「京都嵐山美空ひばり座」として
 再オープンすると発表した。
・邦画と洋画興行成績
 昨年の映画公開本数は、邦画が407本、洋画が403本の計810本。
 近年は増加傾向にあったが、2007年は前年比で1.3%減となった。
 昨年の邦画興行成績ベスト5は、
 1位「HERO」81億5000万円
 2位「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パールディアルガvsパルキアvs
    ダークライ」50億2000万円
 3位「ALWAYS 続・三丁目の夕日」45億6000万円
 4位「西遊記」43億7000万円、5位「武士の一分」41億1000万円。
 2006年には6本だった50億円突破作品が、昨年は2本だけ。
 邦画全体の興行収入は946億4500万円で、1079億4400万円だった
 2006年に比べて12.3%減少した。
 洋画全体の興行収入は1037億9800万円で、前年比で9.3%増加し、
 一年で王座を奪還した。
近々妻と娘が「母べえ」を観に行く。
今年の映画界は、どんな話題作が登場するか・・・

テレビで映画を観る (イラストを模写)