酒と新潟

kanazu362008-03-27

3月26日の新聞に「お祝い紅白で乾杯」と。
妙高市の「やまぎし酒店」さんが地元の酒蔵「鮎正宗酒造」と
協力して紅白の“あったか春色セット”を発売した。
白色のにごり酒とピンクの酵母を使った桜色の日本酒の
2本セットで、ラベルには、それぞれ「うれしい」「ありがとう」というメッセージが
手書きされている。
清酒王国新潟恒例の第5回「にいがた酒の陣」が終った。
今年の来場者数が過去最高の約7万6000人で
昨年の約6万人に比べ3割近く増えた。
最近の新聞から酒の話題を拾った。
にいがた酒の陣(3月15日・16日)
 県内の蔵元91社が一堂に会し、地酒約500種類の試飲ができる。
 2日間有効の試飲チケットは1000円。
 来場者は、広い会場の試飲コーナーをおしょこ片手にはしご酒を楽しんでいた。
・酒の仕込みに東京の大学生が挑戦
 昭和初期まで栽培されていた酒米「白藤」の復活に取り組む新潟市竹野町
 上原酒造で、3月15日、東京家政大学の学生14人が、昨秋収穫した白藤を使った
 酒の仕込みに初挑戦した。
 白藤は、風味豊かな酒米として江戸時代末期から昭和初期まで酒造りに使用されていた。
 稲の背丈が高く、機械を使った作業に不向きだったことから1930年代ごろから
 作られなくなった。
 「幻の酒米」と呼ばれる白藤を復活させようと上原酒造はエコ・ライス新潟と共同で
 昨年新潟市秋葉区で稲を栽培・収穫した。
 仕込んだ酒は「越後鶴亀白藤郷」の名で5月20日に発売される。
坂口謹一郎博士と酒とつばきの祭典
 応用微生物の世界的権威の「酒の博士」として知られる坂口博士が集めた陶磁器など、
 ゆかりの品をする「坂口謹一郎博士と酒とつばきの祭典」が3月20日から4月29日まで
 上越市頚城の坂口記念館で開催される。
 3月20日には、坂口博士が愛好したユキツバキの即売会が行なわれた。
 坂口謹一郎は、頚城村の庄屋の家系で、1897年高田市稲田(現上越市)で生まれる。
 応用微生物学者の世界的権威者。
 昭和42年文化勲章を受章。酒博士として親しまれている。
 生誕の地上越市頚城区鵜ノ木には、坂口記念館が建てられている。
 記念館には、「酒杜り館」「楽縫庵」「留春亭」がある。
 広い庭には、博士が愛した雪椿が約100本植えられており、花の季節には 見事な
 花を咲かせる。
・酒蔵・近代新潟の酒造り展
 新潟市のみなとぴあで、4月19日から6月8日まで酒蔵・近代新潟の酒造り展が
 開催される。
 パンフレットには、
 酒造は新潟を代表する産業の一つです。
 今日、「新潟の酒」は全国ブランドとして注目を集めています。
 江戸時代、幕府は、幕藩体制を支えていた米を原料にする酒造を統制していました。
 しかし、江戸時代後期には、農村の有力者たちが自分の所有する米をもとに各地で酒を
 作るようになりました。・・・
 会場には、新潟の酒がどのように造られ、人々の手に渡っていったのか・・・
 今なお生き続ける新潟の酒文化に関心を持ってほしいと主催者は問いかける。
・蔵元が四つもある新潟市内野町
 旧内野町に蔵元が四つもある。
 ・伊藤酒造:日本海
 ・塩川酒造:越の関
 ・樋木酒造:鶴乃友
 ・浜倉酒造:朗
 近くの新潟市木山にも高野酒造(白露)がある。
・越の三梅
 ・越乃寒梅(新潟市北山・石本酒造)
 ・峰の白梅(新潟市福井・福井酒造)
 ・雪中梅上越市三和・丸山酒造場)
・蔵元が火災
 3月20日、長岡市関原の「関原酒造」から出火、木造二階建て貯蔵倉1934平方
 メートルを焼失した。
 関原酒造といえば「群亀」。
・酒かすでアイスクリーム
 新潟県醸造試験場は、本県の特産品の日本酒を造る際にできる「酒かす」を使った
 アイスクリームを開発した。
 新製品は3月15・16日の「にいがた酒の陣」でお披露目された。
 アイスクリームは、乳酸発酵させた酒かすにホイップクリームと砂糖を加えて混ぜた。
 酒かす特有のにおいがあるが、アルコール分はない。
新潟の蔵元が仕込む清酒銘柄のラベルが3月20日の新聞に掲載されていた。
「越乃寒梅」「菅名岳」「越の日本桜」「謙信」「八海山」「雪中梅」などなど、勤務先で
飲んだ懐かしいラベルが並ぶ。
清酒ラベルにはいろいろな思い出が。

晩酌は紅白のお酒で (イラストを模写)