縄文古木とはさ木

kanazu362008-04-04

3月31日の新聞に、新潟市夏井のはさ木の
枝下ろしの記事が出ていた。
4月2日夏井を訪れはさ木の枝下ろしを見てきた。
・細る縄文古木
 昨年7月16日の新潟中越沖地震出雲崎沖の海底から縄文古木が大量に出現。
 出雲崎漁協が回収した約290トンの縄文古木は希望者に無償で配布されたを。
 3回参加し15個受け取った。
 15個の縄文古木がわが家の狭い庭の庭石に。
 縄文古木は、引き上げ当初は水を吸って軟らかいが、乾燥すると割れ、崩れやすく
 なると聞かされていたが現実となった。
 海底から庭に場所を変えた縄文古木、環境の変化か一冬の風雪で割れ目が大きくなり
 幹は少し削られ細くなった。
 いずれ土に返る運命なのだろう。
 あと何年風情を楽しませてくれるか。
 細くなる縄文古木に妻は「庭の木が塩害で枯れるのではないか」と・・・
・はさ木の枝下ろし
 旧岩室村夏井は、米どころ越後平野を象徴する「はさ木」の里として観光名所に
 なっている。
 田圃のあぜ道に沿って約600本のはさ木(タモギ)が残る。
 3月30日、春の風物詩「はさ木」の枝下ろしが、約70人のボランティアの人たちの
 協力で行われた。
 枝下ろしは、田んぼが日陰になるのを防ぐためで毎年100本程度行われる。
 2日、枝下ろし作業が終わった田んぼを訪れた。
 枝下ろしが行われたはさ木は、小枝が刈られ丸坊主
 枝下ろしされないはさ木は、細い枝に覆われている。
 一見して枝下ろしされたはさ木とされないはさ木の区別ができる。
 枝下ろしされた枝の一部が、はさ木の根元にまだ残っていた。
 17本の新しいタモギが、はさ木とはさ木の間に移植されていた。
 はさ木越しに弥彦山と多宝山と角田山が見える。
・番外
 ・古民家の梁や柱などの古材が人気に
  日本の古民家の梁や柱などの古材が外国から評価され外国人に買われている。
 ・伐採雑木が人気
  国土交通省信濃川下流河川事務所では、ヘリの着陸に邪魔になる河川敷の
  ニセアカシヤとオニグルミを伐採した。
  伐採雑木は希望者に無料配布される。
  25組の募集に、752人が応募した。
  3月30日伐採雑木の配布が行われ、高倍率の中当選した25組の人たちが
  川原に山積みされた雑木を軽トラックやワゴン車に積み込んだ。
 ・緑の募金活動
  4月2日、新潟古町十字路で中学生が「協力お願いします」と緑の募金活動の
  協力を呼びかけていた。
  募金に協力した人には、袋に入った「雪椿の苗木」か「ブルーベリーの苗木」の
  どちらか好きな苗木がプレゼントされる。
  雪椿の苗木をいただいた。
  募金は、昨年度は県内で約7000万円が集まり、今年の目標は7500万円。
縄文古木は人々に夢を、はさ木のせん定した小枝や伐採雑木は燃料に変身。
古民家の梁や柱などの古材は外国で建材として再利用され日本の美しい文化を醸し出す。

緑の募金 (写真を模写)