水芭蕉と雪割草
新年度入りの4月1日の日本列島は大荒れ。
冬型の気圧配置となり北海道は猛吹雪。
新潟県内も各地で強風が吹いた。
佐渡市で20.8m・上越市高田で20.2m・
新潟市で18.6mを観測。
揮発油税暫定税率の期限切れでガソリンの販売価額に乱れが。
気温が下がり花冷えの1日、五泉市の水芭蕉公園や村松公園などを訪れ水芭蕉と
雪割草を見た。
・水芭蕉
・ふれあい自然の里水芭蕉公園(五泉市郷屋)
案内板には、「水芭蕉公園は、五泉市の東南、菅名岳の麓にあり、昔から水芭蕉が
自生していた湿地帯。
面積は2.1ha、木道の長さは480m、水芭蕉の植栽数は約3万株。
毎年3月下旬から4月上旬に開花する。
平日で気温が低く訪れる人の数は少ない。
湿地帯の中に総延長480メートルの木道が続く。
湿地帯に生える樹木が水芭蕉の薄緑の葉と白い花を引立てすばらしいコントラストを
醸し出す。
今が満開で見ごろか。
周りの土手には薄ピンク色のショウジョバカマの花が咲く。
近くに薬師堂と熊野神社が祀られ周囲は竹やぶに覆われ参道脇に「竹の子を
盗まないで!!郷屋部落」と書かれた看板が立つ。
・新津金津の里木もれ陽の遊歩道(植物園)
秋葉丘陵から石油の里公園のある金津丘陵までの緑の散策道が「木もれ陽の遊歩道」。
コースの途中には、つばき山公園、さつき山公園、「花と遺跡のふるさと公園」、
「植物園」などがある。
植物園には、水芭蕉が咲く。
植物園の近くに山伏が修行したといわれる白玉の滝(金津の滝)がある。
・雪割草
・村松雪割草の会が育苗ハウスで雪割草を育てる
「村松雪割草の会」(会長羽田清五郎)では、旧村松町愛宕中学校脇のビニールハウス
で雪割草を約30万本を育てている。
育苗ハウスは誰でもが自由に見学でき、ボランティアの人が雪割草の育て方を親切に
教えてくれる。
育苗ハウスの雪割草を見た。
種(通称コンペイトウ:砂糖菓子コンペイトウに似ていることから)を採取して蒔き、
1年目で発芽し双葉が出る。
2年目にやっと三葉に。
3年目で強い苗は花を咲かす。
4年目で開花。
見ごろまでに6年から7年かかる。
育苗ハウスの箱の中には1年目・2年目・3年目の苗がびっしりと並ぶ。
花の咲いた4年目以上の雪割草もハウスの中に並ぶ。
ハウスで育てた雪割草の一部は販売もする。
育てた雪割草を2003年から毎年3万本ずつ愛宕山の展望台に通ずる遊歩道に
植えているので是非見てほしいと。
・愛宕山遊歩道の雪割草
育苗ハウスの近くに愛宕山(103m)がある。
展望台に通ずる遊歩道入り口に「雪割草植栽の地・平成16年1月」と書かれた
看板がある。
緩やかな登りの遊歩道の左右に赤・白・紫・ピンクなどの可憐な雪割草が咲誇る。
村松雪割草の会の人は「初めのころは盗まれましたが、今はあまり盗まれなくなり
ました」と。
五泉市は花の町だ。
水芭蕉・雪割草・桜(村松公園・粟島公園)・彼岸桜(小山田)・チューリップ(一本杉)・
ぼたん(ぼたん園)などなど。
花冷えの一日、水芭蕉と遊歩道の雪割草を見ながら愛宕山に登った。
雪割草の育て方は (イラストを模写)