ツユクサと朝顔とオオマツヨイグサ

kanazu362008-06-30

昨29日新潟県内は、入梅後初めてまとまった雨が降った。
庭の草花も久しぶりの雨で生気を取り戻した。
亀田龍吉さんの「野草日記」にツユクサが書かれていた。
ツユクサは子どものころ「ホタルクサ」や「トンボクサ」と呼び、
ホタルやトンボといっしょに虫カゴに入れた記憶がある。
淡い水色のツユクサに魅せられツユクサを捜し求めて6月23日河原や公園や浜辺を
歩いた。
ツユクサ
 日本全土、アジア全域、アメリカ東北部など世界中に広く分布する。
 畑の隅や道端で見かけることの多い雑草である。
 高さは15から50センチで直立することはなく、茎は地面を這う。
 6から9月にかけて1.5から2センチほどの青い花をつける。
 アサガオなどと同様、早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまう。
 ・名前の由来
  朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説。
  ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれており、この「つきくさ」が転じてツユクサ
  なったという説。
  「つきくさ」は月草とも着草とも表され、万葉集などの和歌集では「月草」の表記が多い。
 ・別名
  特徴的な花の形から、蛍草(ほたるぐさ)や帽子花(ぼうしばな)、トンボに似ることから
  トンボクサ、花の鮮やかな青色から青花(あおばな)などと呼ばれる。
  河原や公園や浜辺で見つけることはできなかったが、6月24日新潟市割野の梨畑の
  水田で見つけた。
  妻に笑われた。
  ツユクサならわが家の畑の花畑に咲いていると。
  「灯台下暗し」、ツユクサはわが家の畑の花畑に咲いていた。
ムラサキツユクサ(紫露草)
 わが家の畑の花畑にムラサキツユクサ咲いている。
 原種は北アメリカ原産の多年草であるが、今日見られるものは原種を元に園芸用に
 品種改良を行ったもの。
 6月頃から次々と花を咲かせる。
 たくさんのつぼみがあって、順次咲くので1日花であるとはわかりにくい。
 早朝に咲いた花は午後にはしぼんでしまう。
 わが家の畑の花畑に咲くムラサキツユクサは、妻の実家の畑から移植した。
・オオマツヨイグサ
 ツユクサを捜し求めて浜辺を歩いていたら内野浜で、黄色い花を咲かせている
 オオマツヨイグサの群生地に出会った。
 オオマツヨイグサは、北米原産の帰化植物
 秋に発芽し冬を越して夏に花咲き結実して枯れる。
 花の咲くのは7月から9月で、色は黄色。
 花は夕方から開き翌朝にはしぼむ。
 オオマツヨイグサと言えば、昨年7月10日、新潟市主催の「内野海岸の植物観察会」に
 参加し内野浜のオオマツヨイグサの群生地を知った。
 「昔は、どこの浜辺でも見られた花ですが、今はほとんど見られなくなりました。
 新潟でも群生地はここだけです・・・?、夕方になると黄色い花を咲きます。
 花の寿命は一日、今咲いている花も明日はもう見られません」の言葉を思い出した。
 オオマツヨイグサの群生地の脇で砂丘の工事が進み、花数は少なくなっている。
朝顔
 ヒルガオ科の一年性植物・つる性。
 日本で最も発達した園芸植物。古典園芸植物のひとつでもある。
 葉は広三尖形で細毛を有する。
 真夏に開花し、花は大きく開いた円錐形で、おしべ5、めしべ1を有する。
 花言葉は「明日もさわやかに」「はかない恋」「貴方に私は絡みつく」。
 昨年近所の庭先で、青紫の大輪の花を咲かせる朝顔を見た。
 名前は分からないという。
 お願いして種を分けてもらい4月20日植木鉢に種をまいた。
 6月19日朝顔の花が二輪咲いた。
 6月25日1鉢に30輪もの花をつけた。
 6月26日朝顔の花の上にスイッチョンの子どもが乗っている。
 花の上で長いひげを左右に動かしたいる。
 植木鉢の白に朝顔の青紫とスイッチョンの薄緑が彩りを添える。
ツユクサ朝顔の花は、朝咲いた花が昼しぼむ。
オオマツヨイグサの花は、夕方から開き翌朝にはしぼむ。
早起きは三文の徳。
ツユクサの花も朝顔の花もオオマツヨイグサの花も早起きすれば見れる。

早起きして花を見る (イラストを模写)