瓢箪池のモリアオガエルの卵とカエル

kanazu362008-06-29

子どものころ「カエルが鳴くと雨が降る」と母に教えられた記憶が。
6月29日朝から雨音が聞こえる。
新潟地方の雨は梅雨入り以来久しぶりである。
6月16日天神山に登った。
天神山中腹の瓢箪池の方から「グワ・グワ」とカエルの
鳴き声が聞こえる。
噂に聞いていた瓢箪池に生息地するモリアオガエルの声では。
瓢箪池のモリアオガエルは天然記念物に指定されている。
・瓢箪池
 瓢箪池は天神山城の大事な水源地であった。
 この池の魅力は、その昔から真夏の渇水期にも涸れることがないと伝えれれる清水池で
 ある。
 上流が小さな丸池で下流が大きなため池となっているその形から名づけられた。
 集落の古老の話では、池の下にトンネルが掘られたことで今はほとんど水量が
 なくなったという。
モリアオガエル
 森林に棲み、樹上生活を送る。
 日本本土では、産卵も樹上で行なう唯一種のカエルである。
 池・沼・水田などの水面に張り出した木の枝や水辺の草むらなどに、黄白色の泡状の
 卵塊を産む。
 モリアオガエルは各地で生息数を減らしている。
 おもな理由は生息地の森林などに人の手が入り、環境が変化したことによる。
 産卵のためには水面上に木の枝がせり出すような湖沼が必要だが、このような場所も
 少なくなった。
 木の上に卵を産むことで非常に有名で、天然記念物にされている地方もある。
 水たまりの上の樹上に産卵し、樹上でふ化し、おたまじゃくしになり水面に落下することは
 有名。
 ・瓢箪池のモリアオガエルの卵(旧岩室村)
  モリアオガエルが瓢箪池に生息し天然記念物に指定されている。
  鳴き声に誘われ瓢箪池を見た。
  カエルの姿は見えないが、池の周囲のモミジの木に、にぎりこぶしほどの白いかたまりの
  モリアオガエルの卵がぶら下がっているのを見つけた。
  右の木に5個、左の木に3個も。
  1個が池の淵に落ちていた。
  卵はテレビで見たことがあるが、木にぶら下がっている本物の卵を見るのは
  初めてだ。
 ・林道側溝のモリアオガエルの卵(旧上川村高出)
  6月22日旧上川村高出地区で行われた杉の下草刈り作業中、林道側溝の水溜りの
  杉の木の枝ににぎりこぶしほどの大きさのモリアオガエルの卵がぶら下がっているのを
  見つけた。
・カエル
 ・庭のカエル
  宅地化が進み、家の近くでカエルの姿を見ることはない。
  5月19日、娘宅の庭で草花に水をまいていると目の前にカエルが一匹跳んで出た。
  こんなところにカエルがいるとは。
  隣の保育園の池から来たのだろうか・・・
 ・梨畑のカエル(新潟市割野) 
  6月16日新潟市割野の梨畑へ梨の袋かけに出かけた。
  袋かけをしていると目の前の梨の葉の上にカエルが一匹休んでいる。
  背中に黒い模様があるがカエルの名前は分からない。
  梨畑の周りにはまだ水田が残っている。
  ケン・ケンとキジの鳴き声も聞こえる。
喧騒の街中を離れるとカエルやキジの鳴き声がまだ聞ける。
カエルの鳴き声に、子どものころ歌った
「月夜の 田圃で コロロコロロ コロロコロコロ 鳴る笛は
 あれはね あれはね あれは蛙の 銀の笛 ささ 銀の笛」
の「蛙の唄」を思い出した。

カエルの声が (イラストを模写)