北京五輪の話題を新聞で拾う

kanazu362008-09-02

防災の日」の昨9月1日、政界に大きなうねりが。
福田康夫首相(72)の突然の退陣表明。
民主党小沢一郎代表(66)が代表選への出馬を正式表明。
報道では「新首相で来月にも解散総選挙か」と。
北京五輪も8月24日閉幕し1週間が過ぎた。
競技以外に様々な話題が新聞を賑わした。
話題を新聞から拾った。
・視聴率
 開会式の視聴率は平均で関東地区で37.3%・関西地区で35.9%
 閉会式の視聴率は平均で関東地区で25.1%・関西地区で24.4%
・参加国は史上最多の204カ国
 205カ国と地域が参加を予定していたが、ブルネイが取りや204カ国。
 これまでの最多は前回アテネ五輪の202カ国。
・エントリー選手数
 7月26日現在のエントリー選手数は、男子6483人・女子4761人の
 計1万1244人。
 総数と女子参加者は、過去の実際の参加者数を上回る史上最多。
・メダル獲得ベスト3
 1位中国 金51、銀21、銅28 ・2位米国 金36、銀38、銅36
 3位ロシア 金23、銀21、銅28 ・8位日本 金9、銀6、銅10
・少女の歌「口パク」と偽装56民族代表
 開会式で9歳の少女が革命歌曲を歌う場面は、実際は別の7歳の少女が歌う「口パク」
 開会式のアトラクションで「中国の56民族を代表する」と紹介された子どもの
 多くは、実際は各少数民族の衣装を着けていただけの漢民族だった。
・話題選手の競技棄権と欠場
・前回アテネ五輪陸上男子110メートル障害金メダリストで2連覇を狙った
 中国劉翔選手が、第1次予選でけがのために棄権した。
・前回アテネ五輪女子マラソン金メダリストで2連覇を狙った野口みずき選手が、
 左太もも肉離れのため欠場した。
・審判と選手
 ・8月13日の野球キューバ戦で星野監督は、ハーフスイングを空振りとされた判定に
  抗議。
  一度は球審に退場が宣告されたが、その直後に告げた代打が認められた。
  日本側は、退場処分は取り消されたものと解釈していた。
  夜の会議で球審は退場処分を取り消していないことを確認し、罰金100ドルを科し、
  さらに宣告後もベンチにとどまったため1000ドルの罰金追加を決めた。
 ・8月23日のテコンド男子80キロ以上級でアンヘル・マトス(キューバ)選手は、
  判定を不服としてレフェリーの顔をけったとして選手とコーチを永久資格停止処分に
  すると発表した。
 ・8月16日のレスリング男子グレコローマンスタイル84キロ級の表彰式の最中に、
  判定への不満から首にかけられた銅メダルをマットに投げつけたアラ・アブラハミアン
  (スエーデン)選手を失格とし、メダルを剥奪したと発表した。
・男女マラソンの中継は生放送でなく5秒遅れ   
 8月17日の女子マラソン、24日の男子マラソンは沿道の政治行動懸念から、男女
 マラソンの中継は生放送でなく5秒遅れで放送した。
・最速男ボルトが世界新で100mと200mで金メダル
 ウサイン・ボルト(ジャマイカ)選手が、男子100mで9秒69の驚異的な世界記録
 で金メダルを獲得。
 男子200mで「不滅の記録」と言われたマイケル・ジョンソン(米国)の世界記録
 19秒32の塗り替える19秒30でゴール2個目の金メダルを獲得した。
 19秒96で2位のショーン・クロフォード(米国)との差は、実に0.66秒。
・女子ソフトボール金メダル上野投手の2日間3連投413球
 上野由岐子(26)投手は、20日の決勝トーナメント(ページシステム)準決勝で
 米国にタイブレークの延長9回を投げ、20日の3位決定戦でオーストラリアをタイブレーク
 の延長12回を投げ、21日の米国との決勝戦の7回を一人で投げ切った。
 2日間3試合の連投は28回・413球だった。
 地方紙新潟日報の8月23日の「日報抄」に、プロ野球界には、稲尾和久権藤博
 連投を重ねた「鉄腕」がいる。
 競技は違うが、上野選手も新たな「鉄腕伝説」として語り継がれるだろうと。
・史上初二大会連続二冠達成の北島康介選手に国民栄誉賞授与を検討
 日本政府は北京五輪の男子平泳ぎで史上初の二大会連続二冠達成の北島康介選手
 への国民栄誉賞授与を検討している。
 授与されれば王貞冶(野球)・山下泰裕(柔道)・衣笠祥雄(野球)・千代の富士(相撲)・
 高橋尚子(陸上)に次いで6人目となる。
・取材するメディア数も膨大な 
 史上最多の204カ国と地域が参加した北京五輪、取材するメディア数も膨大な数に。
 新聞・インターネットなど活字メディアの記者が約6000人、テレビ関係者が
 約1万6000人、これに記者証を持っていない人も含めると3万人を超える。
 このうちスチール写真の撮影に当たる写真記者の数は約1600人。
北京五輪の様々な話題が新聞の中に凝縮されている。

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