新嘗祭とお米

kanazu362008-11-23

先日スタンプラリーで「わらアート展」の6会場を回った。
6個のスタンプラを繋ぎ合わせると「コメつぶ」が浮かび上がった。
今日11月23日は新嘗祭であり勤労感謝の日
新嘗祭(にいなめのまつり・にいなめさい・しんじょうさい)とは、
11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、
また、自らもこれを食して、その年の収穫を感謝する祭儀。
明治以降、新嘗祭は11月23日に定められ国民の祝日となった。
そして昭和23年より勤労感謝の日と名を変え「勤労をたっとび、生産を祝い、
国民がたがいに感謝しあう」日として国民にすっかり定着した祝日となった。
弥彦村の岩室温泉の旅館組合では、23日に弥彦神社に奉納された「献上米」を
24日から各旅館の宿泊客に振舞うという。
今年はカビや農薬が付いた「事故米」の食用への不正転売事件で、米が消費者の話題と
なった。
最近の米の話題を新聞から拾った。
・JAえちご上越に小型の米製粉機が登場
 JAの農産物直売所「あるるん畑(上越市)」に小型の米製粉機が登場した。
 消費者や農家が持ち込んだうるち米の白米を製パンや製麺に使えるように製粉する。
 1時間に10キロの製粉が可能で製粉料は1キロ当たり150円で持込から引渡しまでに
 1週間ほどかかる。
米粉とめんとパン
 小麦粉の高騰で米粉(米を粉末にしたもの)が注目を集めている。
 ・米粉生産
  弥彦村美山の藤井商店では、小麦の輸入価額高騰が続き、小麦粉の代価品として注目
  を集める米粉の需要拡大に向け、生産量を月380トンから760トンに倍増させた。
 ・米粉パン
  三条市の稲作農家「金子農園」では、農園で栽培したコシヒカリ胎内市の製粉工場に
  持ち込み米粉に加工、食パンやフランスパン、リンゴパンなど10種類以上も作る。
  米の生産から販売まで一貫した取り組みで販路拡大を図る。
 ・米粉めん
  新潟市中央区の「ときめきラーメン万代島」の5店舗で新潟産米粉から作った6種類の
  米粉めんのラーメンが販売された。
コシヒカリBLの販売表示方法
 うまい米といえば「コシヒカリ」。
 「コシヒカリ」は、1944年に長岡市農業試験場で誕生した。
 そのコシヒカリを改良したのが新潟県産のコシヒカリBL。
 コシヒカリBLとは、いもち病に抵抗性を持つように改良されたコシヒカリ系品種群である。
 BLとは、
 いもち病抵抗性系統の意味である「Blast resistance Lines」
 (ブラスト・レジスタンス・ラインズ)の略。
 2005年から新潟県で作付けされるコシヒカリのほとんどがコシヒカリBLである。
 その「コシヒカリBL」の販売表示方法が議論され表示方法を探る市場調査が11月1日
 から11月30日までの間首都圏の一部小売店で始まった。
 どんな調査結果が出るか。
 新潟県の食品スーパ大手原信では、取り扱う県産コシヒカリはすべてコシヒカリBLの
 ため、5月11日から県内外の全47店舗で「新潟コシヒカリBLとは・・・」と
 BLについて説明する掲示を行い新潟コシヒカリBLとして販売している。
・特別栽培米のコシヒカリが学校給食に
 新潟市内の小中学校153校が、11月から給食で食べるコメを減農薬・減化学肥料で
 育てた特別栽培米のコシヒカリに切り替えた。
・殻粉(からこ)
 旧笹神村村杉地区で30年ぶりに名物の「殻粉」がよみがえった。
 殻粉とは、米を砕き団子にして囲炉裏の中に入れ灰をかけて熱して作る。
 同地区の須賀神社と薬師堂で毎年12月に行われる神事「山の神様の日」と「川水神様の
 日」に奉納されてきたが、作るのに手間がかかるため、時の流れとともに消えて行った。
・新米コシヒカリをぬか釜炊きで味わう
 11月16日新潟市中央区の老舗「鍋茶屋」で新米コシヒカリを、もみ殻を燃料にした
 昔ながらのぬか釜炊きで味わう体験が行われた。
・東京銀座のビルの屋上で稲刈り
 10月28日東京銀座の白鶴酒造のビルの屋上で酒米の稲刈りが行われ、米約40キロが
 収穫されて。
 収穫した米で約50キロリットル分の酒が出きる。
上越ステータスの設立式
 事故米で作ったでんぷんを食用に販売したことが発覚し島田化学工業は廃業した。
 変わって同社の事業を引き継いだ新会社「上越ステータス」が11月20日設立式を行い
 新会社はスタートした。
・むかしのくらし展「米とくらし」の開催
 新潟市のみなとぴあで、むかしのくらし展「米とくらし」が来年の2月1日まで開催される。
瑞穂の国日本、米の話題は尽きない。
学校給食でご飯 (イラストを模写)