大学受験シーズンの到来

kanazu362008-11-30

新潟県内の児童・生徒らの心温まる絵や版画の作品が並ぶ、
「第39回県ジュニア美術展覧会」の新潟展が11月29日から
新潟しの県民開館で始まった。
約3万8000点の応募があり、そのうち特賞をはじめとする
入賞作品約2000点が展示されている。
今年も大学受験シーズンの到来である。
11月28日、大学入試センターは来年1月17・18日に実施するセンター試験
確定志願者数を発表した。
昨年より594人多い54万3979人が志願した。
11月19日、長岡市長岡技術科学大学で推薦入試が行われた。
11月26日、来年4月に開学する新潟県立大学の2009年度推薦入試の志願状況が
発表された。
推薦の募集人員65人に対し206人(うち男性24)が志願、志願倍率は3.2倍。
県外志願者は30人で全体の14.6%。
新潟県内の国公立大学の推薦入試
 新潟大学11月22・23日 ・新潟県立看護大学11月22日
 新潟県立大学12月6日 ・上越教育大学2009年2月3日
新潟県の大学進学率
 新潟県の大学進学率は、1986年から4年連続で全国最下位となり当時の進学率は
 20%前後だった。
 その後少子化により大学の門戸が広がったことなどから進学率が徐々に上昇、2005年
 に40%を超えてから急速に伸び、昨年(2008年)は48.7%(短大を含む)と
 全国29位と20位台に入った。
・2008年度全国4年生私大の定員割れは266校
 今春の入学者が定員を下回る「定員割れ」となった4年制私立大学の割合は、47.1%
 (前年比7.4ポイント上昇)と過去最悪で266校になった。
 これは、大都市や規模の大きい私大に進学者が集まる一方で、小規模の私大を敬遠する
 傾向があるから。
・2008年度新潟県内4年生私大の定員割れ11校中6校
 新潟県の私立大学の定員割れは1999年度以降10年連続で「定員割れ」に歯止めが
 かからない。
 県内私大11校中定員割れは6校。
 定員充足率(総数定員に占める総入学者の割合)を見ると
 ・新潟産業大学(柏崎市)が59.5% ・長岡大学長岡市)が76.9%
 ・敬和学園大学新発田市)が79.0% ・新潟経営大学加茂市)が82.6%
 ・日本歯科大学新潟市)が86.5% ・新潟工科大学柏崎市)が92.5%
 県内私大の定員割れの背景には、少子化とそれに伴う県外私大との学生争奪戦の
 激化がある。
大学全入時代突入
 少子化に伴って18歳人口が減少する一方で新規大学の設置や学部の多様化で
 募集定員が毎年増え続ける。
 大学と学部を選ばなければ、全員が入学できる「大学全入時代」が従来の予想より早く
 到来する状況にある。
少子化で地方入試が急増
 少子化の影響を受け、東京など首都圏の大学が地方に会場を設けて試験を行う
 「地方入試」を導入する大学が急増している。
 新聞によれば、今年新潟会場で実施予定の大学は88校にも登る。
・菅原神社で合格祈願祭
 小石に「ご」の字を書く「ごを書く石(合格石)」のお守りで有名な旧栃尾市の菅原神社で
 恒例の「合格祈願祭」が11月23日行われた。
 同神社は、学問の神様とされる菅原道真公をまつる。
 合格祈願祭は地域の活性化につなげようと、1992年に始まり、毎年11月の第4日曜日
 に実施する恒例行事。
大学受験シーズンの到来。
受験生は合格を目指し奮闘。
大学関係者は、定員割れ解消を目指し学生の確保に奔走。
受験生も大学関係者も試練の季節が続く。

これは難しい問題だ (イラストを模写)