魅せられて妙高と癒しの山妙高

２階のベランダから屋根越しに弥彦山と角田山が見える。
「ふるさとの山に向ひて言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな」という石川啄木の詩がある。
私のふるさとの山は、妙高山だ。
写真家宮下正己さんの「魅せられて妙高」の写真展が新潟市中央区の東北電力グリーン
プラザで開催されていると知り１月９日見てきた。
・ふるさとの癒しの山妙高山
　ふるさと高田では妙高山（２４５４ｍ）を越後富士と呼ぶ。
　ふるさとの学び舎には、妙高山を詠った校歌が多い。
　母校大町中学校（現城北中学校）の校歌には、「火打ち妙高焼山の・・・・」、生徒会歌
　には、「妙高山を仰ぎつつ・・・」、母校高田商業高校の校歌は、妙高山ではなく「アルプス
　連峰・・・・」だった。
　しかし、第２応援歌の中に、「誇りて立てる妙高山・・・・」と妙高山が詠われている。
　ふるさとの妙高山に魅せられ癒しの山として、わが家の玄関には３人の画家が描いた
　 妙高山が飾られている。
　１枚は長野県出身の榎本良一画伯、１枚は新潟在住の杉森企観明画伯、１枚は妙高
　高原町出身の高井進画伯の作品だ。
　時折時霊峰妙高山を眺め懐かしいふるさとを思い出す。
・「魅せられて妙高」の宮下正己写真展
　宮下正己（６８）さんは旧妙高高原町出身。
　会場には懐かしいふるさとの山、妙高山の写真が展示されている。
　・初雪の妙高山　・妙高の朝焼け　・火打山高谷湿原　・笹ヶ峰高原キンポウゲ
　・乙見湖より焼山を望む　・桐に咲く　・苗名滝の夕暮れ　・夏のいもり池
　・野尻湖妙高山　・妙高山の夕景
　などなど。
・番外：剣岳
　新聞に２００９年の注目映画として香川照之主演の「剣岳　点の記」が出ていた。
　「剣岳　点の記」のロケには妻に思い出がある。
　２００７年１０月１日、妻は山仲間と剣岳に登った。
　あいにくの天気でガスがかかり山頂登山は中止したが、晴れ間をぬって一服剣に登った。
　偶然剣山荘で「剣岳　点の記」のロケ撮影に来てい俳優の香川照之さんと出会い、山荘前
　で記念写真を撮った。
　妻は、剣岳には登れなかったが映画俳優の香川照之さんと記念写真が撮れ、剣岳登山は
　忘れられない思い出の山になったと。
・番外：定年後２０年の労作「妙高の樹木」が本に
　妙高市の田地野正義（８０）さんは、定年後２０年をかけ、妙高山や火打山（２４６２ｍ）
　などの周辺を歩き回り生息する約３００種類の花や木々を調査した。
　その調査確認した花や木々をまとめ紹介する本「妙高の樹木」が完成。
　本は図書館などに寄付するという。
・番外：冬の風物詩妙高のトウガラシの雪さらし
　大寒の１月２０日、妙高市大貝で今年も冬の風物詩「かんずり」作りが始まった。
　雪原は、作業員のまく赤いトウガラシで深紅に染まる。
　雪さらしは、塩漬けにしたトウガラシのあくを抜き、まろやかな辛さにさせる作業。
母校の校歌にも登場する妙高山。
私にとってふるさとの山、妙高山は癒しの山だ。

今日も癒しの妙高山の絵を眺める　（イラストを模写）