今年も新春美術作家小品展を観る

kanazu362009-02-25

新潟市は、西大畑町の市長公舎の一部を同市出身の作家
坂口安吾の資料室に改修し、庭園とともに7月から一般公開する
ことを決めた。
市は、周辺に砂丘館(旧日銀新潟支店長宅)」
「北方北方文化博物館分室」「会津八一記念館」「旧斉藤邸夏の別荘(市が購入を検討)」
などがあり、これらが一体となった散策コースになればと期待している。
恒例の「新春にいがた美術作家小作品展」が、新潟三越で今年も2月17日から始まった。  
2月20日鑑賞した。
会場には、県内外在住の新潟県出身作家352人の日本画・洋画・版画・彫刻・工芸・
書道・写真の約430点が飾られている。
作品は、即売されており収益金は、新潟県内美術団体の助成などに使われる。
・オークション作品は設定価額が10万円以上で入札、開票は21日午後5時
・設定価額が10万円未満の作品
・色紙作品(頒布価額は毎日会場に表示)
 初日の17日が4万円毎日5千円づつ安くなり最終日の22日は1万5千円。
時間をかけ一作一作鑑賞した。
小品(色紙)展には思い出がある。
色紙に興味を持ち、これまでに5作品を購入した。
オークションにも参加し一作品を落札している。
落札作品は、桐生照子洋画家(光風会)フランスの田舎風景。
日記によれば最初に購入した作品は、1996年(平成8)2月16日杉森企観明(きみあき)
洋画家(日展会友・一水会)の妙高山
他は、村山孝夫洋画家(三軌会)弥彦山・江口昇洋画家(新潟県美術連盟)慈光寺・
柳重栄日本画家(日本画府)柿ともず。
いまは、もっぱら鑑賞だけである。
やはり購入した作家の作品に目がいく。
ここ数年江口昇洋画家の作品がない。
数年前に他界したと聞かされた。
江口昇洋画家との出会いは、友人の結婚式で席が隣り合わせたのが縁である。
江口さんは新潟県村松高校教員で、記念にと「江口のぼる画集」と大作「村松愛宕山」を
いただいた。
村松愛宕山は、勤務地の思い出の1枚として玄関に飾ってある。
購入した作家の今年の作品を観た。
・桐生照子洋画家は、カトレヤ  ・杉森企観明洋画家は、赤いばら
・村山孝夫洋画家は、朝の妙高山といもり池(妙高山初冬)の2枚  
・柳重栄日本画家は、雪の山水と鴛鴦(おしどり)の2枚
来年はどんな作品が会場に飾られるだろうか。
今から楽しみだ。

新春美術作家小品展を観る (イラストを模写)