不景気の足音が街に響く

kanazu362009-02-24

2月23日、商工ローン大手のSFCG(旧商工ファンド)が破綻、
東京地裁民事再生法の適用を申請し受理された。
負債総額は3380億4000万円。
2月20日、新潟駅南口の新駅ビルに家電量販店「ビックカメラ
がオープンした。
不景気の中、1500人が列をつくり開店を待ったと新聞に。
街を歩くとシャッターを下ろした店があり、閉店を知らせる貼紙の貼られた店もある。
・近くの店が閉店
 家の近くを散策した。
 ドラッグストー・ガソリンスタンド・レンタルビデオ店・贈答品店・スーパー・コンビニ
 などの店に閉店の貼紙が。
 不動産会社も2社が倒産しシャッターが閉まっている。
西堀ローサ
 新潟市西堀通の地下に1976年(昭和51)秋に完成した地下商店街で全長は約330m。
 2月20日、久しぶりに西堀ローサを歩いた。
 開店している店よりシャッターを下ろし空家になっているところが多い。
 特に大和デパート連絡口からイタリア軒に向かう7th・AVENUE側は、開店している店は
 わずか2店。
 今はオープン当時の賑わいもなく閑散としている。
・家電量販店の販売戦争激化
 2月20日、新潟駅南口の新駅ビルに家電量販店「ビックカメラ」がオープンした。
 新潟市中心部には、ヤマダ電機ヨドバシカメラ・コジマ・ケーズ電気・ジョーシンなどの
 家電量販店がある。
 新潟県の家電市場は1000億円といわれる。
 この1000億円をめぐり激しい販売競争がこれからも続く。
 各家電量販店は「ビックカメラ」のオープンに対抗して「他店オープンチラシをお持ち
 下さい!!」や「大処分売り切れ御免」などのチラシを新聞に折込んだ。
 20日、ビックカメラヨドバシカメラヤマダ電機ジョーシンの店を回った。
 各店とも商品の値段には差がない。
 不景気の時代、家電量販店の競争激化は商品の値下げにつながり消費者に恩恵が。
・自社製品購入を指示
 不景気で商品が売れない時代、家電大手企業が社員に自社製品購入を指示した。
 ・パナソニック
  パナソニックは2月13日、グループの課長級以上の管理職約1万人を対象に「バイ・
  パナソニック運動」と名づけ、自社製品を今年7月までに10万円以上購入するよう
  指示した。
 ・三洋電機
  三洋電機の生産子会社「三洋電機コンシューマエレクトロニクス」は、約400人の
  管理職に対し、「自社製品拡販購入運動」と名づけ、三洋グループ製品を20万から
  30万円以上を2月末までに購入するよう指示した。
・採用
 ・東京電力は、2010年度の採用者数を、2009年度の計画より300人多い1100人
  とする。
 ・業績が悪化しているパイオニアは、2010年春の定期採用を実施しない。
 ・2月20日の文部科学省の発表によると、2月6日時点で企業などから採用内定取り消し
  の通知を受けた今春卒業予定の高校生は、全国41都道府県で269人(男子189人・
  女子80)。
  内訳を見ると、長崎県の19人・愛知県の15人・千葉県の14人など。
 ・5人の採用に2362人が挑戦
  2月22日行われた大阪府吹田市の職員採用試験に、定員5人に対し約470倍の
  2362人が挑戦した。
・社員運動会の中止
 アルプス電気は、デジタル製品需要の低迷で業績が悪化しているため、2009年福島県
 いわき地区で開催予定だった社員運動会を中止する。
 運動会にかかる費用は約3億円。
・不況で実業団スポーツに休廃部が続出
 100年に一度の経済危機が国内企業スポーツ界を襲い、休廃部が続出している。
 ・サッカー女子のTASAKAが休部、来子は退会 ・アメフットオンワードが解散
 ・ハンドボール男子のホンダがリーグ撤退 ・バレーボール女子の武富士が5月で廃部
 ・アイスホッケーの西部チームが廃部を発表
 ・日産自動車硬式野球部、卓球部、陸上部を休部
 などなど。
・番外:不景気で「なし婚」増加 
 不景気の影響か、最近では経済的理由などで挙式や披露宴を行わない“なし婚”が増え、
 写真撮影だけの結婚式・フォトウエディングの人気が高まっている。
トンネルの出口が見えない100年に一度の経済危機。
雇用不安、賃金カットなどで労働者や消費者は苦難の時代。
消費者の財布のひもは固く物が売れず物あまりの時代に。

どこの店も値段は同じだね (イラストを模写)